カラスは何時から嫌われ者になったのだろうか
子育ての時期といえば、カラスもそうらしい。
春には、カラスも朝から鳴いたり、屋根や庭木に止まっている。カラスが庭木のてっぺんに止まってあたりを睥睨していると、せっかく新緑の美しい季節なのに「不吉ねぇ」と言われる。
私の住む住宅街は、戦後中島飛行機から払い下げられ、そのまま居ついた人が住んでいるため高齢化が進んでいる。すでに、右隣の老夫婦が相次いで亡くなって、新しい家族が入居するために現在リフォーム中だし、お向かいでもおじいさんが亡くなった。
だから、カラスがやってくると、「今度は私の番かしら」などと私の母親やその友人たちが不気味がるのだ。
しかし、世界遺産に登録された熊野神社では、八咫(やた)カラスは神様のお使いだ(日本サッカー協会のマークも八咫烏でした!)。また、子供の頃に歌った童謡(「カラスの赤ちゃんなぜ泣くの」も「カラスなぜ鳴くの」も)では、カラスが鳴くのは子育てと結びついており、微笑ましい歌詞になっている。
何時から、カラスは嫌われ者になったのだろう。
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