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2005年6月18日 (土)

一流デザイナー垂涎の布

日本の布地の開発・加工技術には、実に素晴らしいものがある。

名も無い織物業者の布地がパリで開催される生地の展示会などに出展されると、名だたるデザイナーや有名ブランドが感動し、こぞって購入する。

日本人は、その生地が日本の名も無い地方の織物業者が作っていることなど知らずに、さすがに一流デザイナーの作品は違うなどと関心している。

しかし、こうした織物業者は、商売的には厳しい状態に追い込まれている。一流デザイナーが求めるトップ商品は、数量が沢山出るものではないからだ。数量を稼げる仕事は、中国などに持っていかれてしまった。

バブルの時に設備投資をし、多額の負債を抱えているケースも多い。個人資産として過去の蓄えがあるので、それを吐き出しつつなんとか息をつないでいる状況だ。

社長は、たいがい朴訥で、人がよく、職人肌で、ああでもない、こうでもないと新しい織物の工夫を考えては試作している。

これらの織物業者は、これまで、企画を提案することはあっても、問屋や商社からの注文を受けて生産してきたため、自ら販売したことがない。社長とは言っても、いわば企画室長を兼ねた工場長であったのだ。

日本には、このような企業が沢山ある。

ハゲタカファンドでも良いから、こうした技術力のある工場を買収し、優れた経営手法で立ち直らせて欲しい。

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