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2005年6月 5日 (日)

互酬:ホンダのインターナビ

知らない間に自動車の情報化(ITS)が進んでいるのに驚いた。

グリッド・コンピューティングは、使っていないPCをつないで、高性能コンピュータのように利用することで、インターネット時代の互酬関係らしいなぁと思っていました。

あるプロジェクトで、海底の詳細な地形図を作成するのに、自分の船だけでなく、他の船が得た海底の情報も提供しあえばより簡単に海底地形図を作成できるという話を聞いて、ふぅん、そういう方法もあるんだと思っていました。

そうしたら、既に、ホンダでは、ホンダの車の購入者がOKすれば、その車が通った地域の混雑情報を皆が提供し、そのデータを蓄積・分析してVICS(財団法人 道路交通情報通信システムセンター)が提供するよりもより詳しい混雑情報を提供してくれるサービス「インターナビ」がはじまっていた。

会員が携帯電話経由でカーナビに情報を得るときに、カーナビに蓄積されていた混雑情報がセンターに自動的にアップされる仕組みだ。会員数が増えれば増えるほど、蓄積されるデータが増え、有効な情報になる。

2002年10月からサービスを開始し、2005年3月末現在、会員数は20万人に達しているという。今後、ワイパーの動きから雨情報を得るなど、高度化していく予定だ。

自分の車がセンサーとなり、自分の携帯電話を使って情報を提供し、それによって自分もメリットを得るが他の人のメリットになる仕組みである。ホンダ車のユーザというある種の志向性を持っているユーザということもあるだろうが、これはちょっと驚きである。

ITSに関する講演会での話では、世界の標準化会議では、自動車自体を通信の中継局として、電波の届かないところを無くすことも考えられているらしい。

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