頭が動く
集中講義終了後すぐに「地域情報化研究会」の一泊二日の合宿に参加した。
実際に地域でITを使ってさまざまなことをやっておられる方々(コアラやインターネット市民塾)の報告のあと、研究者がそれぞれの分担について報告し、その後、地域情報化の定義などについて議論が進められた。
私は、地域情報化についてまだ獏としており、自分が何を書けるものか分からずに参加しているのだが、驚いたのは、いろいろな方々の報告や議論を聞いていると、頭が動きだし、アイデアが湧いてくるのだ。
湧いたアイデアが素晴らしいかどうかは別として、「先のAさんの報告は、このように考えたらよいのではないか」とか、「先のBさんの報告を踏まえ、私はこのように理解しました」などと黒板に絵を書いて説明しはじめたのだ。
そういう自分に我ながら驚いて見いってしまった。
前に、Regional Innovationのブログで、メイ・ロスフィールドさんがブログを例に、ネットワークの3つ階層性について述べているのを紹介したが、この研究会の場が、3つのうちの創造的ネットワークにあたったのだろうか。
- 創造的ネットワーク:ネットワークの大きさは最大12、リンクはフラット、ブログの性格はコラボレーション
この合宿では、出入りする人もいたので、円卓には20人くらいが常時座っていたと思うので、12人ではないけれど。
4年間の大学での刺激の少ない生活、その後約半年のプータロウ生活の後だっただけに、合宿での議論の場に参加し、頭が刺激のマッサージを受けたという感じだ。
本当に優れた頭の持ち主なら、一人で瞑想し、あるいは読書によって頭を刺激することが出来るのだろう。でも凡人の私には、いろいろな意見を持つ人々と同じテーマで議論することで、ようやく頭が動くらしい。
その後、家に帰って本を読んだが、やっぱり頭は動いてくれない!
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