先週仕事がめちゃくちゃ忙しかった。土曜日もやらなければならない宿題があったのだが、寝不足が続いていたので、やっぱり三連休と思うだけで気持ちが緩んでしまい、寝坊したり、なかなか仕事に身が入らない。結局ぐずぐずと夜中の3時ぐらいまでかかってしまった。
でも、来週もまた蛸部屋のような生活だろうし、日・月は天気が良いというのに、ずっ~と自宅でパソコンに向かっているとノイローゼになってしまうだろう。
そこで、土曜日の夜に思い立ち、朝早く起きて、旭岳と天人峡に出かけることにした。
前に層雲峡に行ったときに紅葉が終わりかけていたのだが、あれは確か10月20日頃だったように記憶する。だから今度こそ、紅葉真っ盛りだろうと張り切って行ったのだが。
残念ながら、旭岳の紅葉は、9月20日頃が見ごろなのだそうだ。10月上旬だって早いと思っていたのに、なんと9月だなんて!
赤がほとんど落ちてしまって、黄色ばかりだった。
おまけに、ロープウェイで上の駅まで行くと、もう木は生えていなくて、高山植物とか低い木だけになる。
でも目の前に雪をかぶった 旭岳が真っ青な空を背景に聳え立っているのは、さすがに迫力があった。
姿見の池(旭岳が映る)まで散策路があるというので歩きはじめたが、普段でも階段に苦労している足の悪い私には、結構な冒険だった。散策路というには、岩がごろごろした上り下りが続くのだ。
紅葉狩りして温泉にでも浸かろうという安易な思いだったのだが、ちょっとした山歩きになってしまった(一般の人には丁度良いくらいの散策路なのだろうけど)。
紅葉が物足りないので、少し標高が低い天人峡にも行くことにした。こちらは、赤の紅葉がちょうど良い頃であったが、緑も多い。どうやら、層雲峡よりもともと赤くなる木が少ないのかもしれない。
有名な羽衣の滝だけ見物しようと思った。
こちらは比較的歩き易いのだが、旭岳でずいぶん足を使い棒のようになってしまったので、ころばないよう気をつけながら歩いた。
でも、行った甲斐があって、品の良いきれいな滝だった。高いところから、筋状の滝が続く。
バスの時間まで約1時間あるので、バス停に近いホテルで日帰り入浴をする。
着替えを持っていかなかったので、汗をかいた服をまた着たのだが、それでも一風呂浴びると身体が軽くなって気持ちよい。
大雪山というのは、どの山というのではなく、いくつもの山からなる山系らしい。
アイヌの人たちが「カムイミンタラ」と呼んでいたとのことで、これは神々の遊ぶ庭という意味とのこと。
近くを流れているのが忠別川というのだけれど、これはアイヌの人たちが「チュプ・ペッ」と呼んでいて、チュプというのが朝日、ペッというのが川で朝日の昇る東の川という意味らしい。それで旭川という名前になったとのこと。
(天人峡温泉そばを流れる川、とても水がきれい。でも、これが忠別川かどうか未確認)
アイヌの人がつけた地名ってなかなか素敵だ。旭岳は、短い夏の間に高山植物が咲き乱れてとってもきれいだというから、神々の遊ぶ庭というのにふさわしいんだろう。
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