駅弁
明日朝までの資料作成で夜10時過ぎまで職場に居た。
家まではJR+地下鉄か地下鉄+地下鉄で帰る。どちらも同じくらい時間がかかるのだが、空港行きの快速が出ている時間帯はJRを使ったほうがちょっと速い感じがする。
夜遅いので、もう快速はないが、丁度普通列車が出そうだったので、JRの切符を購入して改札してしまった。しかし、足が悪いので歩きが遅いこともあり、何番線かを確認したりなどちょっとのタイミングで逃してしまった。
次まで20分以上ある。
じゃぁ駅で食事をしようと思ったら、おでんをはじめましたというレストランに出くわした。さぁ入ろうとしたら、お財布がない。あれ、さっきペットボトルを買いに行った後、机のうえに置きっぱなしだったかしらなどとリュックのポケットをいろいろ探しているうちに、閉店ですの看板がぶら下がってしまった。
財布は出てきたのでホットしたものの、ほんのちょっとのタイミングで列車もおでんも逃してしまうなんて間が悪い、いかにも私らしい。
札幌は、9時を過ぎると食べ物やはだいたい閉まってしまうので、どうしようか、コンビニでおでんでも買って帰ろうかと思った目に駅弁の売店が入ってきた。
そうだ、まだ20分もあるのだから駅弁を買ってベンチででも食べようと、鳥めしというのを710円で購入。
また乗り損ねると困るので、ともかくホームに上がってみると、なんともう列車が来ていた。
そこで、列車のなかで駅弁を食べることにした。
私が降りる駅まで普通列車で20分、快速なら10分もかからない距離だ。列車といっても、いわば通勤電車なので、駅弁を食べるのはちょっと気が引ける。
でも、そこは、ほとんど知り合いの居ない町でのこと、堂々と食べることにした。
もう冷たくなっていて、おこわがぼそぼそと固い。ゆっくり噛んで食べたけど、ちょうど食べ終わった頃に出発となった。
出発近くなって、隣の席に人が乗ってきたときには、さすがに恥ずかしかったけれど知らん顔して食べ続けた。
駅のそばに暮らしているのはある意味とっても便利だ。
仕事がずれこんで昼食が2時過ぎ、普通の店屋なら休憩時間になってしまう時間帯でも食べ物やがいつも開いている。夜だって終電までは何かしら売っている。
列車待ちの人のために休憩する場所もあればテレビもある。
そのうち、家に帰らないで、ここで寝泊りしてしまいそうで心配だ。
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