訪問先企業2
もう一つのヒヤリングメモは、有田を訪問した折のものです。
香蘭社と深川製磁の二社をお訪ねしました。香蘭社は、お皿や茶碗の企業として存じ上げていたのですが、碍子のメーカーでもあり、最近では、ファインセラミックスを手がけはじめておられるとのことでした。が、おそらく現在は、これが大きな柱になっているのではないかと思います。
深川製磁は、宮内庁ご用達企業で、皇族方のお印の絵が描かれた食器を作られています。先日誕生された悠仁親王向のお印は高野槇。これが描かれた食器のニュースがあるかと思ってHPをみましたが、まだ赤ちゃんだからか特にありませんでした。ここでは、楽焼をさせて頂き、私の名前を記したコーヒーカップを作り、今でも時々利用しています。
有田焼の歴史は、秀吉の朝鮮出兵の際、連れてきた陶工たちが開祖という。その子孫達が現在の有田焼を担っているわけだがいろいろな工夫によって焼き方や絵柄が多様化し、また芸術品から量産品、さらには先の香蘭社のように用途を広げてきた。
企業を訪問した当時、韓国担当の同僚が有田焼企業の開祖と同じ苗字なのに気付き、「もしかして?」と聞いたところ、「そういう家系だからか韓国が気になってしょうがないのヨ。腹も立つ民族だけど憎めないのヨ」と言っていたのが印象的でした。彼女は、今では、韓国研究の第一人者となられています。
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