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2006年11月25日 (土)

小金井公園

今日も散歩日和だったので、朝から出かけた。

本当は、富士山が見たかったのだ。

子供の頃、小学校に通う道で必ず見えた。

昨日その道を通ったら青い山が少し見えたので、今朝は早くから晴天で寒さが厳しいので見えるかと思ったのだ。

Hiroba しかし、残念ながら、山のほうは少し曇っているようで昨日よりも山がうっすらしていた。昨日は風が強かったからかもしれない。

暖かかったために木々にまだ葉っぱが沢山ついていることや何しろマンションなどが建ってしまったため視界も狭くなっている。

もう少し冬枯れの景色になったらまた挑戦してみよう。

歩いて30分くらいは、富士山、富士山とできるだけ高台風のところを必死に歩いたのだが、どうもムリそうだと分かり、その足で小金井公園に向かった。

小金井公園は、子供の頃は家族や親戚の人たちと良く歩いて花見に出かけたものだ。当時もずいぶん遠くに感じたのだけれど、良く親たちがむしろやお弁当などの荷物を持って出かけたものだと思う。考えれば、親たちも30代後半くらいだったのだろうから若かったのだ!

ちゃんと歩くのは物心ついてからはじめてなのだが、やはり、ちゃんと手入れしてある公園は美しい。

街中には武蔵野の面影が減っていると嘆いていたが、やはり、公園にでもしないと無理なんだろう。

ドイツだかオーストリアだかの公園で撮った写真が手元にあって、なんだ、ここに同じような風景があったじゃないかとデジカメで撮ってみたが、撮ってみると、やっぱり木々が透いている。これが武蔵野なのかもしれない。

車が通れるように舗装してある道ではなく、落葉のなかを歩いてみると、さくさくととっても気持ちよい。昔歩いたことがある道の感触だ。Ochiba

紅葉はまだ少ないのだけれど、光があたるとそれなりに美しい(写真では上手く日差しが撮れなかったけれど)。Teriha

遠くの方から紫色の花が見えたので近寄ってみたら、ダリアだった。ネットで調べたら皇帝ダリアというらしい。

税金が高いと不満を言う前に、税金を使っているこうした公園などをもっと楽しむべきだったんだと思う。都心に都心にと向っていたので、近くに結構良いものが沢山あるのに楽しんでいなかったみたいだ。Daria2

ところで、ネギ畑があったので写真に撮った。

幼稚園の行き帰り、葱坊主を取ろうとして、畑の持ち主に怒られ、かくれんぼうをしていたとうそをついた??・・・詳細は覚えていないのだけれど、ともかく友達と畑に入っていて怒られた。顔にこぶのあるおじさんでおっかなかった。確か近道なので、その家の庭を横切って通っていたんだと思う。でも、おばさんには、家のなかに呼んでもらったような記憶もある。おいもかなにかご馳走になったのかもしれない。

ともかく、ちゃんとした記憶ではないのだけど、それ以来、ネギ畑が懐かしいのだ。Negi

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2006年11月22日 (水)

写真になる風景

二日間雨のあと、今日は穏やかなお天気だったので散歩した。

Shinnboku 小学校の頃の仲良しが住んでいた辺りを散策し、青梅街道に出て、田無神社と総持寺を回った。2時間弱だったが最後夕食のおかずを買いに行く段になったら手術した方の足が痛み始めてしまい、慌てて戻ってシップした。

日ごろは約1時間の散歩だったのだが、お天気が良かったので浮かれすぎたかもしれない。あるいは、雨の間外出しなかったからか。それとも、今日は朝、庭の掃除をしたので、2時間弱にこの運動量も加わったからか。

筋肉痛なら、これは良いのだけど、傷めてしまったのだったら大変だ。この違いが良く分からないので心配。病院にいる間は、リハビリの先生に相談できるのでちょっと無理もできたのだけど。

田無神社におまいりしたので、昔職場の近くにあった将門さんが焼餅を焼いたのだろうか。将門さんには、北海道に行っている間も、時折立ち寄って拝んでいたのだが、確か昨年もおまいりしていない。足が痛かったので、ちょっと余計に歩いて寄り道というのをしなくなっていたのだ。

もっとも、すっかり、大手町などの都心にほとんど用事もなくなり、前はそれでも、懐かしくてそちらの方向に足が向いたのだが、最近では、なんだか心象的にも関係のない街になってしまい、すっかり足が遠のいている。

ところで、散歩ついでにデジカメの練習と思っているのだが、先日、駅から遠のく側を散歩した折にも、写真になる風景がなくてそのまま使わずに戻ってきた。今日も、実は、写真になる風景に出会わなかった。

ようやく、田無神社の境内で、ご神木などの大きな木々に出会い、写真を撮ることができた。それでも、狭い境内にいろいろな建物が建てられていて、特に風情はなく、空を向いて撮るしかなかった。Honden

ところで、平日の二時半頃なのだが、私のほかに二人も、それもお参りを目的に来ている人がいた。一人の女性は、長く、長くお参りをしていた。後から来た男性は、私が写真を撮り終わるのを待って、お参りをはじめた。地域に、お参りできる場所があるというのは良いことだと思う。

ただ乱雑に家が建っていて、すっかり風情というものが無い街になっている。私のなかには、記憶として、昔、友達の家に行ったことがある商店街であったり、路地であったりするので、それでも歩く意味はあるのだが、そうした記憶の無い人にとっては、つまらない風景に違いない。Tokorozawa

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2006年11月11日 (土)

回り道

お天気の良い日には散歩をします。

Iwamizawa 東大農場のように、行くぞとウォーキングシューズを履いて行ったのは、自宅からサイクリングロード経由で花小金井まで行ったのと、本日の東大農場の二回ですが、そのほかに、夕食の食材を購入する折に少し回り道をしたりします。

駅前には沢山のお店が入っているビルもあるのですが、散歩もしたいので、駅と反対側の住宅街を歩きます。

先日、自宅から近いのですが、我が家とは別の住宅街を歩いていましたら、コーヒー豆の小売の看板があり、それに惹かれてひと路地奥へ回ってみました。

ここは、いわゆる表通りには面していない全くの住宅街の中なのですが、単なるコーヒー豆を売るだけでなく、洒落た喫茶店でもありました。ご主人が脱サラして始めたそうで、表通りには面していないが、結構遠方からもお客が来るとのことでした。

国立とか吉祥寺裏ならこんな店もやっていけそうだけれど、西東京市でもお客が来るというので驚きました。

先日テレビで「副業」をテーマの番組をやっていて、私も何か始めようかなぁと思っていたこともあり、店の出し方などいろいろ聞いてしまいました。ご主人は、自分がコーヒーが大好きで美味しい焙煎方法とかを前から工夫していて、どうせならそれを仕事にしようと思い立ったとのことで、やっぱ何か優れ技を持っていないと駄目みたいです。

お腹がいっぱいだったので、そこで喫茶を楽しまず、豆とケーキを購入してみましたが、どちらも美味しかったです。

少し回り道をして何か発見するのはちょっと楽しい!

昔、日欧産業協力のあり方についての調査の折、パートナーであったイギリス人のターナーさんが「Please make a detour!」と言っていたのを思い出しました。

Iwmizawa3 皆で旅の途中に伊勢神宮をお参りした時のこと。日本人観光客が表通りを同じようにぞろぞろと歩き、騒がしくとても混雑していたのだけれど、一本脇道に逸れると静寂で厳かな空気が流れており、木洩れ日が振りそそぐ小道を小鳥が横切っていったりする。

日本人観光客の行動は、あたかも経済行動と同じで、一方向に集中する、そうではなく、「自分で考えて別な道を探しなさい」と言いたいとのことだった。

これには伏線があって、前夜、イギリス人は割り込んだりしないで列を作って待っている、お行儀は良いがこれがイギリス経済衰退の一要因ではないか。イギリスでは、「Please make a pueue!」(列をつくれ)が合言葉だが、「Please jump a queue!」(割り込め)と言いたいと日本人パートナーがやり込めていたのだ。

今でも、伊勢神宮の脇道の静寂さとともに、この言葉を思い出します。ものごとを自分なりに別の角度で考えなくてはと、その都度思うのですが・・。

英語ができないので、その後連絡を取っていないのですが、サンタクロースのような風貌・お腹のターナーさんはお元気だろうか。

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東大農場

月日が経つのがとても早く感じます。

退院してからあと一週間で2ヶ月になるとは!

読みながら捨てる作業が残っているのですが、野暮な仕事が残っており、年末も近くなり、しばらくそちらに取り組んでいましたら、あっと言う間に一週間が経ってしまいました。

リハビリを兼ねて、お天気の良い日は散歩をします。

今日は知人に薦められたこともあり、東大農場に行って来ました。

確かに、青梅街道、新青梅街道、所沢街道と交通量の多いエリアに奇跡的に残っている7万坪の緑多い農場です。移転問題がもちあがり、それを残そうという運動もなされているようです。動植物の種類が豊富であるとしたこんなサイトもありました。

近くの幼稚園児が何組か遊びに来ていました。

Ennkei 西東京市でポプラ並木というのもなかなかではあります。

でも、北海道の目に慣れた者としては、ちょっと貧弱さを感じてしまいました。もっとも、花の多い季節ならまた違う感じを得るのかもしれません。11月になってからも暖かいせいか、紅葉はまだで、若干霜枯れたような木々がある程度です。北大北キャンパスの見事な紅葉とは比べ物になりません。Popura1

演習林には、いろいろな木々が茂っていて、余りに小鳥のさえずりが素晴らしいので、思わず一周してしまいました。最初は、いろいろな木が名札付きであるので、短歌を詠むに当たって勉強になるといっていた中学校の受け持ちの先生を思い出したりしていました。

しかし、少し歩くうちになんだか息苦しいような気がしてきました。

というのは、ここは演習林であり、研究・実験の場所であるため、狭いなかに、ものすごく多様な木が植えられているからです。たとえば、杉のところには、京都の杉と薩摩の杉があったり、その次には、外国の松などがあったりするのです。クローンと書いてある場所もあります。

つまり、武蔵野の雑木林と違って、ストーリーがないというか、風土にあった林ではないのです。良く調べてみないと分かりませんが、外来種が植えられている弊害なんかもあるのではないでしょうか。

まぁ、人の庭を勝手に散策して、用途や目的と違う観点から文句を言うのもなんですが、水(池など)が無いのも息苦しい要因です。

・・・前評判が良かったからかもしれませんが、ちょっと拍子抜けでした。

東大演習林を残すのも良いですが、出来ることなら、私が幼稚園の頃に辺りにあった、たぬき山やきつね山(雑木林)を残して欲しいものです。

散歩をすると、これら雑木林がすっかり無くなり、皆マンションや建売に変っていました。農家の世代が替わると税金を支払うためにどうしてもそうなるらしい。

私が通った緑陰幼稚園が閉園となり、その地主さん?が市に寄付をした向台公園がその面影を残しています。

そうそう、本日始めて、デジカメからPCに取り込むというのをやってみました。

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