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2006年11月11日 (土)

東大農場

月日が経つのがとても早く感じます。

退院してからあと一週間で2ヶ月になるとは!

読みながら捨てる作業が残っているのですが、野暮な仕事が残っており、年末も近くなり、しばらくそちらに取り組んでいましたら、あっと言う間に一週間が経ってしまいました。

リハビリを兼ねて、お天気の良い日は散歩をします。

今日は知人に薦められたこともあり、東大農場に行って来ました。

確かに、青梅街道、新青梅街道、所沢街道と交通量の多いエリアに奇跡的に残っている7万坪の緑多い農場です。移転問題がもちあがり、それを残そうという運動もなされているようです。動植物の種類が豊富であるとしたこんなサイトもありました。

近くの幼稚園児が何組か遊びに来ていました。

Ennkei 西東京市でポプラ並木というのもなかなかではあります。

でも、北海道の目に慣れた者としては、ちょっと貧弱さを感じてしまいました。もっとも、花の多い季節ならまた違う感じを得るのかもしれません。11月になってからも暖かいせいか、紅葉はまだで、若干霜枯れたような木々がある程度です。北大北キャンパスの見事な紅葉とは比べ物になりません。Popura1

演習林には、いろいろな木々が茂っていて、余りに小鳥のさえずりが素晴らしいので、思わず一周してしまいました。最初は、いろいろな木が名札付きであるので、短歌を詠むに当たって勉強になるといっていた中学校の受け持ちの先生を思い出したりしていました。

しかし、少し歩くうちになんだか息苦しいような気がしてきました。

というのは、ここは演習林であり、研究・実験の場所であるため、狭いなかに、ものすごく多様な木が植えられているからです。たとえば、杉のところには、京都の杉と薩摩の杉があったり、その次には、外国の松などがあったりするのです。クローンと書いてある場所もあります。

つまり、武蔵野の雑木林と違って、ストーリーがないというか、風土にあった林ではないのです。良く調べてみないと分かりませんが、外来種が植えられている弊害なんかもあるのではないでしょうか。

まぁ、人の庭を勝手に散策して、用途や目的と違う観点から文句を言うのもなんですが、水(池など)が無いのも息苦しい要因です。

・・・前評判が良かったからかもしれませんが、ちょっと拍子抜けでした。

東大演習林を残すのも良いですが、出来ることなら、私が幼稚園の頃に辺りにあった、たぬき山やきつね山(雑木林)を残して欲しいものです。

散歩をすると、これら雑木林がすっかり無くなり、皆マンションや建売に変っていました。農家の世代が替わると税金を支払うためにどうしてもそうなるらしい。

私が通った緑陰幼稚園が閉園となり、その地主さん?が市に寄付をした向台公園がその面影を残しています。

そうそう、本日始めて、デジカメからPCに取り込むというのをやってみました。

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