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2007年11月18日 (日)

短歌をつくってみる

大内君に、湊先生の短歌の本(母の所有物)を半年前くらいの同窓会の折に貸してあげたのだが、それを返しに来るとのこと。彼も田無は遠いというし、私も晩御飯というのも面倒だと思ったのだけれど、結局、大内君、香川さんと3人で田無で会うことになった。

大内君が本を出したというので、短歌の本かと思ったら、歯磨きの本だった。なんでも、自分が歯周病になり、歯が抜けて、医者にこのままでは、他の歯も危ないといわれて、慌てて治療方法を探したのだが、何軒目かの歯医者に歯磨きで治せると言われ、それを実行、治ったとのこと。

歯磨きのやり方やその重要性を歯医者は教えてくれない(きっと歯が抜けて、患者が増えることを望んでいるのではないかとの憶測も)。そこで、このことを皆に知らせたいと本を書くことにしたそうだ。

これもその時知ったのだが、彼は、自衛隊に勤務し、仕事は飛行機の整備だったとのこと。本を読んでみると、いかにも、整備の人が書いたような感じだ。歯磨きも、飛行機と同じで掃除が大切というわけで、磨き方についてマニュアルのように分かりやすく図解して書かれている。

その折、湊先生が芸林に書かれていた短歌批評をコピーしたものを送ってくれた。ざっと読んだだけだけれど、懐かしかった。母は、この頃、もう短歌を作らない。残念ながら短歌が身体の一部にまでなっていなかったのだろう。

吟味して読んでから作るべきかもしれないけれど、問題意識が起こらないと勉強しても頭に入らないたちなので、まずは、作ってみようと試みた。

最初は、なかなかまとまらなかったのだけど、先日、3つほど作ってみた。昔の人の短歌って、あおによしとか、あしびきのとか、本当に言う事を飾る言い回しを良く使っているのだけれど(これも、確かちゃんとした専門用語があったように記憶するが忘れてしまった)、そういう言葉も分からない。が、まぁともかく作ってみました。

      月探査衛星「かぐや」からの鮮明な映像を見た後に

小夜ふけて 眼鏡はずして 伸びすれば
                    窓辺に掛かる 霜月の三日月(つき)

月面の 地平線より 上がりたる
                青き地球の 愛おしきかな

月探査 進む時代に なりぬるも
                なお詩誘う ながむる月は

            

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