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2008年3月17日 (月)

香川さんのコンサート

小学校の友達で声楽家の(旧姓)香川さんが、駅近くのショッピングビルの広場で日ごろ地元で教えているグループの発表会があるというので、昼過ぎの第一回のステージに立ち寄りました。

卒業というテーマで、懐かしい歌をメドレーで歌ってくれました。春のミニ・コンサート in アスタ・センターコート

写真は、多摩六都ウェブから活用させて頂きました。

街中の日常のなかのコンサートは、座って聴いている聴衆だけでなく、買物しながら立ち止まる人がいたり、聴衆も高齢者もいれば、子供連れの家族もいたりと、なかなか豊かな感じでした。

前に美保の松原で薪能を見たときと同じような気分です。能舞台で演じている後ろが海と海岸で、そこで普通に戯れている人たちがいて、その現在と能舞台の世界とかつながっているように感じられる・・何か深いものがありました。

懐かしい歌というのは、その頃の新鮮な気持ちを思い出したり、自分が歳を重ねたことも感じますし、そもそも、きれいな歌声は心に沁みて身体を洗い流してくれる感じもし、ちょっぴり涙が出てきました。

ところで、先日、公明新聞の書評で『衰退を克服したアメリカ中小都市のまちづくり』を読んだあとだったので、このコンサートがこの本で取り上げられているデービスのように、ダウンタウンの公園や歩行者天国になっているスペースでだったらもっと良いのだろうにと思いました。

自然の風で緑の木々がさやさやとゆれれ、木漏れ日がきらめくといった広場です。

う~ん、でも、今日の午後のように突風が吹く可能性がある日や雨の日だったら、演奏する人たちは計画が立たなくて困るだろうけど・・。

では、田無の駅前を公園にしてこうした広場にすることは可能だろうか。バスやタクシーが占拠しているのを止めさせられるものだろうか・・・。

などといろいろと考えてしまった。まちづくりを研究しても、なかなか自分の町で実行するには勇気が要ります。

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