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2008年3月17日 (月)

お茶のこころ

お茶の心として藤原家隆の次の歌が知られています。知らなかった後輩に教えてあげるついでに、自分の備忘録としてブログ化しておきます。

  花をのみ 待つらん人に 山里の

         雪間の草の 春をみせばや

小倉百人一首には、次の歌が選ばれています。

  風そよぐ ならの小川の 夕暮れは

         みそぎぞ夏の しるしなりけり

藤原家隆

藤原家隆(ふじわら  いえたか、保元3年(1158年)-嘉禎3年4月9日(123755日))は、鎌倉時代初期の公卿、歌人。有職読みで「かりゅう」とも呼ばれる。初名、顕隆。法名、仏性。権中納言藤原光隆の子。藤原兼輔の末裔であり、紫式部の遠縁に当たる。『新古今和歌集』の撰者の一人。

和歌を藤原俊成に学んだ。歌人としては、晩成型であったが、『六百番歌合』、『正治百首』などに参加して、やがて藤原定家と並び称される歌人として評価されるに至った。承久の乱で隠岐に流された後鳥羽上皇を慰めた。歌風は平明で幽寂な趣きと評価される。『新勅撰和歌集』には、最高の35首が収められている。歌集の『壬二集(みにしゅう)』は六家集の一つ。

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