タカシさんと
この間一ヶ月前、なんとなく、北海道の折の最初のゼミ生に「元気?」とのメールを出してしまった。
どうせ、アドレスもう皆変わってしまっているだろうと思ったら、一人を除いて皆から返事が来た。結局、東京に居るタカシさんと同じ大学→同じ職場のヌマさんと久しぶりに会うことになった。
中目黒は、昨年、桜見物の幹事だったこともあり、一応待ち合わせをしたが、予約をしないとレストランはムリなので、予約なしで食べられるラーメンなどにするか、渋谷など花見とは少し離れた場所で食事するかと思ったら、せっかく中目黒なので洒落たところで食べたい、並ぶのではなく、ちょうど空くかもしれないのでまずは行ってみたいというので歩いたものの、全部断られ、歩いているうちに並ぶ列は長くなり、結局ウロウロして目黒駅まで来てしまった。
なんとか、駅ビルで2時頃に食事が出来た。彼らは朝食抜きなので、やっと食事というところだろうが、こちらは、ともかく座れてまずはホッと。
レストランなど俺が調べておこうかなどと最初言っていたので、私がやってしまわないほうが良いと思ったのだ。が、ぎりぎりまで何の連絡もなく、いちおう目上である私に対しての礼儀もわきまえないし、予約するなどの配慮もないし相変わらずだなぁと思うけれど、歩きタバコは恥ずかしいと思うようになったり、お店が見つからないけどこれも経験して分かるなどと少しは、大人になったようでもある。
卒業して3年目になるので、ちょっと心配したが、4人のうち、就職した2人は、辞めずに仕事を続けているようだ。フリーターになってしまった2人は、相変わらずのようだが、一人はガソリンスタンドで仕事はしているようだ。
札幌では、なかなか仕事もないし、親元なので、フリーターをしていても、あまり困らないし、周りにそういう友達が多いのでそのままずるずるしてしまっているらしい。
ゼミ長をしていた子は親分肌なのだけれど、それなりにプライドもあるので、地元で今さらヘンな会社で下っ端的な仕事をまじめにやりにくいのではないかという。ムリをしてでも、東京などに来て、知り合いの居ないところで恥をかきつつどこかで仕事をしたほうが、いろいろな人と出合って、大きくなれると思うのだけど。北海道の男の子は、なかなか北海道の温いところから出ようとしないのだ。
この日会った二人は、会社がリストラで上が詰まっているし、給料が上がらなくなっているという現実のなかで、何か資格とかの勉強をしたいなどと言っていた。会社の制度としてキャリアアップを支援する制度とかないというのだけど、あるのに調べていないのかもしれない。
二年経って、将来このままでは良い目は見られないことが分かってきて、一方仕事にも慣れてきて、少しだれているのだろうけど、まぁ一応何かやらなくちゃと思っているところまでは良しといえる。
フィナンシャル・プランナーの資格を低い級から取ろうかなどと言っていたが、どこまで本気で取り組んでくれるものかは、ちょっと怪しい。朝も比較的早く、残業もあるようだし、そうなれば休みの日はスポーツをするとか、買物をするとか、彼女が出来たようなので遊びに行くなどして、結局半年、一年ずるずるとしてしまいそうにも思う。
資格を取ったらご馳走してあげると言ったけれど、卒論のときも食事くらいのインセンティブでは心元なかったので、おそらく効き目は無さそうだ。
自分を省みれば、私も暇なのに、結局ずるずると1年経ってしまっているのだから、彼らを心配するのは僭越かもしれない。
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