« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »

2009年5月27日 (水)

グーグルのデジタル化

PHPより手紙が来て、PHPが現在販売していない本についてグーグルがデジタル化するのに賛成したとあり、反対の場合には、意思表示をするようにということだった。

そこで、グーグルのデジタル化計画を垣間見てみた。現在は、アメリカの大学図書館などの蔵書がデジタル化されている。

漢字で私の名前を検索したり、英文名で検索してみた。苗字の「沢」がZ読みだったりS読みであったり、名前が「実」だったり「實」だったりするので、いろいろやってみた。

いずれにしても、アメリカの一部の図書館や先生が持っている資料がデジタル化されているので、私の論文が引用されていたり、雑誌記事のどこかに名前が載っていたりするものが上位に出てきたりする。

もともと、銀行調査部で、数年置きに担当産業が変わることもあり、繊維、自動車、通信などなど、いろいろな文書が出てくる。それに、他人が引用していたり、当人が思わぬ(忘れているような)文書が出てきたりする。順位づけなく、ざらざらと出てくるので、当人が自分なりに思っている全体像とは全く異なる。

誰も、私という人物を検索しようとは思わないだろうけれど、仮に外国人が私という人物像を描こうとしたら、分裂者のように思えるだろう。

私は、現在、遠くへ外出することができないためと手軽なこともあり、ネット検索で情報を得ている。かなりの情報量があり、読み込み力があれば、ある程度のことは分かる。

しかし、おそらく、ネットに乗っかっている情報は、偏っているのだろう。群盲象を撫ぜるになりかねない。発掘調査で分かることも歪んでいるのかもしれない。

もっとも、デジタル化が本当に全て完了すれば、全体像はより見えやすくなるのだろう。

あるいは、現在だって、ある程度意図された情報で分かったような気がしているだけだ。私が、私らしいと思っている像だって、私の意図なのだろう。それは、他人から見たら、違うのかもしれない。

デジタル化が全て完了しても、分からないことは分からないだろうし、あるいは、全て見えることで、たとえば当人が思っている自分ではない自分があぶりだされるのかもしれない。

いずれにしても、グーグルは、神でもないのに、すごいことに挑戦するものだ。

サーバーがいくらあっても足りないだろうに。圧縮技術や検索技術がどんどん進歩し、グーグルは他より数段優れているのだろうか。

ちなみに、総務省の報道資料は3年までしか見られなくなった。通信自由化前後の報道資料などは、価値があると思うのに。役所には残るのだろうか。グーグルに頼ることになるのだろうか。

そういえば、かつて総務省の図書館に行ったが、私がいた頃(20年前)の報告書も刊行した本も(研究会)蔵書されていなかった。省庁再編でずいぶん廃棄されたのだろうが、どこにも痕跡は無くなってしまうのだろうか。

| | コメント (0)

一人っ子

お茶の先生に、もう一人のお茶の先生が一人っ子であるという話の続きで、私(一人っ子)とその先生が似ているところがあると言われた。

兄弟がいれば、ものすごく気遣って、気遣ってしゃべるところ、ストレートにそのまま思ったことを口にするというのだ。

この先生は、歯に絹をきせない言い方をするので、お弟子さんや、我々のような少し離れたお弟子さんたちが怖がっている先生である。

昔から、私は、思いついたことを胸で咀嚼せずに、そのまま口から出すと言われていたけれど、どうもそうらしい。

自分では、世慣れていて、ずいぶんと気遣いをして暮らしているように思っているのだけれど、やっぱそうではないらしい。

***

先日の昼食会の折、先生が主賓なのに食事が最後に出されるのがとても気になって、近くの人と話したら、一番暖かい料理を出すという意味ではないかというのだけれど。そこで、幹事さんにも気を使って、「(こんな立派なレストランで食事をするのは始めてなので)勉強のために教えて頂きたいのだけれど」と前置きして、どうして、この人が最後なのですかと聞いた。結局、主賓とホストと間違えていたようなので。フランス人が窓口だったのか、幹事の説明が行き届かなかったことが分かった。幹事に恥をかかせたことを先生は指しているのだろうか。しかし、2~3時間、食事をしている間、どうもちぐはぐで落ち着かなかったのだ。

***

先生は、自分の恥ずかしいことをすらりと言ってしまうというようなことを言っていたが、はて?

自宅では、すっぽんぽんでも、なんとも思わない暮らしぶりだし、秘密がない暮らし。こういうのがどこかに出てしまっているらしい。

恥ずかしいし、人を傷つけているのかもしれないが、どこがどうなのか分からない。

今更、性格も変えられないのだろうけど、一応気をつけてみよう。

| | コメント (0)

久しぶりの体操

少し体調が良いので、数独ばかりやるのも何かと思い、思い切って、一ヶ月ぶりに体育館に体操に出かける。

ところが、やはり、坂道を登るとゼイゼイして、呼吸が苦しい。まめいのほうではなく、喘息がまだ十分回復していないようだ。

出かけに血圧も高めだったので、ちょっと心配だったが、ゆっくりラジオ体操をし、トレーニングルームへ。有酸素運動は楽かと思ったら、やはり呼吸が弱いので辛い。いつも負荷は30強なのだが、苦しいので20くらいにして、20分でやめる。

どうしようかと思ったが、筋肉が衰えると、今度は人工関節のほうが心配なので、足や腕や背筋などのトレーニングマシンを弱めに始めてみたら、だんだん楽になり、最後だけ少し強めの負荷でやる。

一通り終えて、もう一度自転車に乗ってみたが、やはり苦しいので15分で止めた(いつもは、合計で1時間はやるのだけれど)。

帰りにサミットに足を延ばし、時間もあったので、昼食のパンのほかに、野菜などを購入したら、帰り、重いのでかなり苦しい。

体重は増えていないのでほっとする。今日(次の日)筋肉が痛いが、血圧は安定している。

| | コメント (0)

NTT設備見学

紛争処理でNTT東の板橋電話局を見学させてもらった。

情報通信、インターネットというと、物理的な制約なく、空間を飛んでいくというイメージがあるが、設備を見ると、実に物理的だ。

まず案内されたのは、電力設備だ。東電から購入しているが、停電になった時に困らないように、自家発電設備を持っている。もっとも、実際には、ほとんど使っていないので、逆に年に何回か点検のために回すらしい。

板橋電話局のような住宅街だが、地下には、軽油?が何時間分か用意されている。また、東電から来た大容量の電力を使えるボルトに変圧する装置もある。

それから、例のスパゲッティがぶら下がっているようなMDF設備を見る。一軒一軒ごとの電話線がスイッチされているのだから、すごい。さらに、ADSLなどで他事業者を使う場合は、それが複雑にスイッチされるように配線されている。

同じような設備で光用のスイッチの仕組みも見る。

コロケーションについては一時期紛争が多発していたのだが、現在では、NTTの対応も情報公開等こなれてきているし、ADSLの需要が減少傾向にあることもあって、ほとんど揉め事はないようだ。しかし、実際設備が置かれた場所をみると、よくもまぁ、これだけ、自分の家の懐に他社の設備を置いているもんだと逆に関心する。

行政の強い後押しがなかったら、(確かにNTTの社屋はもともと税金で建てたもので、自由化が流れであったにせよ)、ここまで進まなかっただろう。嫌々コロケーションしたい気持ちも分からないではない。

表の電柱にどのようにケーブルがつながっているかをみた。よく「き線点」まで光が届いていると言われていたのだが、き線点というのがどういうものか分かった。また、銅線と光のケーブルが電柱に掛かっているのも分かった。

最後に、トウドウに入って、ケーブルが地下をうねっているのを拝見する。幾本かのファイバーをまとめて、さらにそれをまとめてカバーをかけてある。銅線の場合には、さびないように、ガスを充填させた袋のようなものが途中にある。また、トウドウ自体、空気圧を調整して雨など?が入りにくくしているらしい。

トウドウのケーブルを見ても、情報通信は、決して時空を軽々と超えているのではないことが分かる。いろいろな設備投資があり、メンテがあり、それによって可能になっている。

この辺りは、多くの人も気がつかないのではないだろうか。ややもすると、コストゼロと考えがちだ。コンテンツの制作や流通のコストはゼロに近くなったが、そのインフラの投資とメンテは並大抵ではない。

| | コメント (0)

数独

なんだか、体調が悪いのでブラブラしていたら、すっかり、毎日が日曜日に慣れてしまった。

「数独」の上級編を買ってきて、苦しんで解いている。

毎週土曜日に朝日新聞に入っているのを解いていたのだけれど、それの星4つは苦しみながらなんとか解け、星5つは、一勝一敗だ。

毎週1つくらいで我慢しようと思っていたが、勉強する気にならないので、これで時間を潰している状態だ。

先日テレビでこれを開発した人を取材していて、「数独」に特許をとらなかったので、逆に今では世界中で楽しまれているということだった。竹内宏さんが好きそうな話だ。

毎回苦しんで解いて、これを作っている人はどれだけ頭がいいんだろうなぁと思っていたら、テレビによると、スタッフは、東大、京大など有名大学を出た人たちだった。ゲームが自ら好きらしいけど、これって、本当は、なんか裏では、数式かなにかになっているのかもしれない。

本では、7レベルで6問目が終わったところだ。

| | コメント (0)

2009年5月21日 (木)

めまい

4月終わりから、喘息とめまいが起こり、喘息の薬のせいかと思っていたら、そうではないらしい。3日おきくらいにめまいがし、吐いたりもし、医者に行ったら、血圧を測ってみてというので測ってみると、めまいがする時には、血圧が高いようだ。

連休が終わり、喘息も薬のお陰でだいぶ楽になっているのだが、まためまいが起きたので、再度医者に行き、結局、三半規管の不調とのことで、めまいを無くす薬、耳鳴りを無くす薬、吐き気などを改善する薬を10日分もらってきた。

昨日は久しぶりに人前で話すので、血圧も高めだし、心配したが無事だった。

友達に聞いたら、三半規管のめまいなら10日くらいで治るというので少し安心する。

安定していれば、仕事(洗濯とか)をする気になるのだが、体調が悪いと家事もやるのが不安だし、まして集中して何かすると酔いそうでできない。

少し安定しているが、耳鳴りは、まだ治らない。

まぁ、歳を取るとはこういうことなんだろうけど、次から次へといろいろなことが起こる。

もっといろいろなことが起こると覚悟して、今出来るだけのことをやっておくようにしないとどんどんできなくなるのだろう。やれやれ。

| | コメント (0)

2009年5月 8日 (金)

普通に通り過ぎた誕生日

喘息がひどくなり、誕生日を含む折角の連休、緑の多い日々は、何もできないまま、家で過ごすことに。

本当は、連休で都心がすいている時期、ハルエさんを連れて、銀座散歩をしてみようと考えていたのだけれど。

治すために強い薬を処方してもらったら、副作用か、めまいがし、少し弱い薬にしてもらったら、治りが遅い。

連休が終わり、抗生物質などが丁度無くなったのだが、昼間だいぶ楽になってきたので、来週まで様子を見ることにする。明日は、お茶なので、どこまで自分が持つか心配だけど。

喘息がきつかったので、体育館にももう3週間くらい行っていない。

連休中は、スケッチの練習帳を少し、お習字を少し、総務省から公務員研修での講師を頼まれたので何を話すかの資料作成などで過ごした。

引き受けなければよかったが、表に出たかったのでつい受けてしまった。まだ、話す内容が決まっていなくて気が重い。

地域イノベーションの勉強も頓挫。岡本先生から土曜日のゼミにたまにで良いから来るようにと誘って頂く。「博士論文を書きたい」などと言っておきながら、頭が爆ぜている。

62歳か。あと3年で統計上も「高齢者」だ!

まぁ、淡々と、粛々と。

| | コメント (0)

« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »