ハイちゃん自宅に戻る
夜の11時半頃に病院から電話があり、血圧が下ってきたとの連絡あり。
そもそも、人が死ぬとは、どういうことなのか分からず、田無の医者に聞いていた。次第に血圧が下るとのこと。また、ある記事で、足がすぅっと冷たくなるとも書いてあった。昼間見舞った折にも、手が冷たくなっており、暖房器具のある毛布をかけていても、温まらないようだったので、危ないかなぁとは思っていた。
慌ててタクシーで駆けつけると12時、それから次第に血圧が低下、呼吸が穏やかになり、手や身体が冷たくなる。26分に臨終。ふぅん、死ぬってこんな風なんだと思う。
看護士が身体を綺麗にしてくれる。爪も切ってある。手を拝ませて数珠を持たせてある。葬儀屋を呼び、自宅に到着。水ぶくれしているので、玄関に入れるのが重そうだ。
先日、カエルのお守りを購入し、ハイちゃんが帰りますようにと拝んでから、あぁそうだ、死んでから戻ることもあるのでと、わざわざ「元気で戻りますように」と拝んでいたのだが、結局、死んでから戻ることになった。
座敷に安置し、その夜は、隣で眠った。
水ふくれで顔が2倍になったが、看護士がしてくれたのだろうか、口が笑っているようで、まるで、円空仏のような顔になった。
いろいろな段取りがスムーズに進み、12日朝死亡だが、その夕方7時から8時に通夜、次の日の夕方3時出棺ということになった。
自宅での花葬としたので、ご近所の方々も結構来てくれた。昭男さん一家ほかがいろいろと手伝ってくれた。会葬者への礼状は自分の今の気持ちを綴った。「chouji.doc」をダウンロード 。
火葬場で、結構骨がしっかりしている方ですねと言われ、骨壷に一杯だった。そんなことを聞くと、まだまだ元気で生きるはずだったのではないかと、またちょっと可哀相になる。
ハイちゃんは、散骨してといっていたので、そのつもりでいたが、余りにも骨がしっかりしているので、粉々にするのも可哀相な気がする。係累は私しかいないので、海に撒き、残りをペンダントで持つのと、小さな壺にでも入れておけばよいと思っていたのだが。
まぁ、当分、自宅に置いておけばよいかと思う。
いつも、和室のベッドで寝ていて、私は、行ってくるよとか、二階にいるよなどと断って、勝手に動いていたので、なんだか、生活スタイルは余り変らない。
昨日、昼間は、玄関にヤモリが居て、夜新聞を取ろうと外灯をつけたら、カエルが居た。これはハイちゃんなんだろうか。
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