道都のゼミ生(第一期)
3月25日に道都のゼミ生(第一期)の一人(一応ゼミ長)から4月1日に結婚するよとのメールが入る。
卒業時に就職できなかった子だけど、結婚するというのだから、何か仕事を見つけたのか、親父さんの仕事を手伝うことになったのか。いずれにしても、フラフラしていたようだったのが身を固める決心をしたというのだから嬉しい。
母親が亡くなってすぐというので、目をかけた子は、メールアドレスを変えたのか連絡が届かなくなってしまったが、友人たちの話では、数年前に結婚してもう子供がいるとのことで、最初に決まった不動産管理の会社で働いているようだから、これも良い。
ガソリンスタンドでずっとバイトをしている子は、そのままらしが、彼女もいるそうだし、まぁ、相変わらずらしい。
一人大企業(といっても消費者金融)に就職した子は、東京に転勤になっていた折、二度ほどあって食事をおごったりしていたのだが、札幌に転勤するかもしれないといいながら、その後連絡がなかった。
消費者金融の限界も感じているけど、簡単に別の就職先がある訳でもないし、でも何があっても良いように、資格を取るんだといっていて、一応フィナンシャルアドバイザーの一番下の資格だけは取ったと話していた。何はともあれ、自分から資格の必要性などを思い、一応取ったということは、学生時代の彼からは、想像もできない進歩なので、随分大人になったなぁと思えたものだ。
一方、こちらは、当時、介護で仕事が出来ず、おしゃれもせずにあったから、彼にしてみると情けなそうに見えたのかもしれない。そういうことは、若い時代には、あること。輝いて見えた先生(なんでも知っている、大人の入り口としてみていた)が小さく見えたりするんだろう。まぁ、それはそれで仕方ないと思っていた。
でも、先のメールを受けて懐かしくなり、メールしてみたら、札幌で元気らしい、彼女はいるがまだ結婚しないとのこと。
当時20歳から22歳で「女」のことしか頭になかった子たちが、それぞれ大人になるのは、嬉しいし、忘れずに連絡くれたというのも嬉しかった。
前に落語の件で述べたけど、私なんか、お世話になった人たちのことをすっかり忘れている。それに比べたら、彼らは「良い子」だ。
見た目は、ぐれているような感じだし、勉強は嫌いだし、「女」のことで頭がいっぱでちゃらんぽらんにみえる彼らには、全くどう扱おうかと悩んだのだけれど、彼らが皆、自分の父親のことを尊敬しているのが分かって、なんだかほっとしたことを覚えている。
みんな、普通にいいやつらなんだ。
2004年ころに22歳くらいだったので、もう29歳くらいになるんだ!
これから、どんな親父になっていくんだろう。きっと普通に、いい親父になっていくんだろう。
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