世間は狭い
昭男さんに散骨のことで相談の電話をしたら、一男さん(叔父)が書いた『メビウスの帯』が家族内で話題になっているとのこと。
1.日本に飛行機が就航した最初の頃に一男さんが乗った話が書いてあり、新しい羽田空港にできる飛行機の博物館づくりの手伝いをしている人(昭男さん友人)に上げたら、喜ばれたという話。
たぶん、新し物好きというか、好奇心旺盛だったのだろう、別の交通手段があるのに、わざわざ飛行機を利用したらしい。
2.『メビウスの帯』のなかに、島崎藤村の弟を明治学院の頃にいじめた話があり、その後、島崎藤村に講演をしてもらってお礼を届けに行った話や、長野県の藤村ゆかりの旅館に宿泊した話が載っていて、いじめた子については、その後書かれていないのだが、なんと、飛行機の件で差し上げた友人が、このいじめられた子は、母の父ですとのこと。
島崎藤村が明治学院(高校)の出身とは知らなかった(叔父、一男もそこ出身、私は、夜学が明治学院だった)。
また、いじめっ子の話は、まさに世間は狭いものという感じだ。
私も、札幌にいた時、北海道郵政局に提案したりする経営者の会のようなものに入っていたのだけど、その会長さんが年配の女性の方で(元どこかの女学校長さんかなにか)、錚々たる経営者を前に、会議を仕切っているので凄いなぁと思っていたら、ある時、御嬢さんと私が知り合いだったことが分かった。
私が総務省(旧郵政省)に出向している頃、アメリカに視察団を組んだのだが、その折、NTTから会議の委員のほかに女性を一人参加させてくれていた。長銀からもお付き合いで女性を一人参加させてくれていたので二人は、年齢も同じくらいで友人になったりしていた。
先の女性の会長さんは、そのNTTから参加していた彼女のお母さんだったのだ。
世間は、狭く、本当に悪いことはできないものである。
今は、FACEBOOKに登録すると、昔の知り合いから声がかかったりする。また、知らない人から、昔の著作物関係で声がかかったりする。私のように、世の中から消えていた人が、FACEBOOKで見つかるというような感じだ。
もっと、世間は狭くなるのだろう。
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