2006年10月27日 (金)

訪問先企業

新潟県加茂市に呼んで頂いた折のヒヤリングメモが出てきました。

加茂市とのご縁のきっかけは、ニット企業フクエー社長の福本さんとのお付き合いによります。

福本さんは、島精機製作所のニット編機を使って品質が高く、国際競争力のあるものづくりをされていました。機械のメンテや活用方法を工夫することで賃金の安い国と競争できると言われていたのが印象的でした。彼は確か「左回り」(右だったらごめんなさい!)理論とか言って、資材が工場の左から入って製品化されて右から出るように流れをスムーズにしていました。

福本さんは数年前に若くして亡くなられ、今は奥様が頑張っておられます。生前、加茂の若手経営者の勉強会に呼んでいただき、せっかく行くのだからと町の企業を数社訪問させて頂きました。

すぐ近くの燕や三条は、金属用食器や刃物の町でいわば男性的ですが、加茂は桐タンスや屏風、お酒などいわば女性的な産業が中心です。

屏風の丸川勇平商店と造り酒屋のマスカガミを訪問しました。ネット検索しましたら、フクエーさんも丸川さんもHPが無ありませんが、マスカガミさんは、HPがありました。ここで、お米を削るほど美味しいお酒になると教えて頂いたのですが、HPにもその説明がありますので、是非お読み下さい。美味しいお酒を頂戴して帰ったと記憶します。

また、酒造りには、普通のお米を使うのではなく、酒米を使うということも教えて頂きました。酒米で有名なのは山田錦ですが、HPを拝見すると、新しい酒米「越淡麗」というのが出来たようで、この4月からマスカガミ自身が酒米の栽培(育苗や田植は、(有)かも有機米様に委託、中間管理は農業経験のある同社社員)をはじめたようです。これによる酒造りはこれからのようで、どんな味になるのか楽しみです。Kiiro_1

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