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2011年3月25日 (金)

皆が働ける仕組みづくり(いろどりほか)

第二弾として、皆が働ける仕組みづくりを書きました。

分量が多いので2つに分けました。

1つ目は、田舎の話。徳島県上勝町のいろどりもそうですが、農村では、主婦やおばあちゃんたちが地元の農産物を売ったり、加工して売ったりして元気です。「minnahataraku1.doc」をダウンロード

関満博さんは、「農産物直売所」「農産物加工所」「農村レストラン」を中山間地域を元気にする三点セットと呼んでいる。

ともかく、こうしたことを通して、お小遣いを儲けたり、それで褒められたり、孫に喜ばれたりすることで、嬉しくなる。自分たちが役に立っているという居場所を見つけて元気になり、それに刺激されて、男性も、地域も元気になるといった話だ。

こうした話を見聞きして、田舎のおばあちゃんたちは羨ましいなかと思った。都会のおばあちゃんは、何をしたら良いのだろう。また、私もそうだが、「おふくろの味」なんかを作れるわけもなく、会社勤めをしてきたおじいおさんたちは、どうしたら良いのだろうと思った。

そこで、2つ目は、都会のおじいさん、おばあさんを活躍させるにはどうしたらよいかの話である。「minnahataraku.doc」をダウンロード

一つは、横浜市がやっている、元気な高齢者が介護サービスをするとポイントがたまり、現金化できる仕組み、もう一つは、パソナグループがやっている、元エグゼクティブをプールして、彼らの持つ実績やノウハウを再活用する仕組みの話。

高齢化・少子化が進むなかで、経営資源であるヒトをもっと上手に活用したら、日本は元気になるのではないかと思うというのをまとめたもの。

今回は、高齢者を取り上げたが、もしかすると、これは、若者や壮年者や主婦などにも当てはまるのではないかと思っている。これについては、もう少し研究したい。

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岩手県藤沢町の医療につぃて

授業も終わり、放っておくと怠けてしまいそうだし、授業で集めた情報をそのままにするのももったいないと思い、戦略経営研究所(株)エス・ケイ・ケイ(SML)のHPに毎月原稿を書かせてもらうことにした。

しかし、まだそちらのHPリニューアルが出来ていないため、当面、こちらにアップしておくことにした。

第一弾には、岩手県藤沢町を取り上げた。

別ブログ「地域イノベーション」では、幾度も取り上げた事例だが、この町は、1つには、30年以上かけて自治会を中心に住民主体のまちづくりをしてきた。これは有名な話で本も出ているのだが、数日の調査訪問では、本当に自治が根付いているのかが正直分からなかった。

自治会長さんのお話は、聞いたけれども、暮らしてみないことには、本当のところがよく分からないのだ。

うがった見方をすると、元町長・行政主導でなされたもので、本当の民主主義なのかどうかが自信が持てない。

そこで、今回は、藤沢方式とも呼ばれている医療・福祉を取り上げた。

予防を中心に、保健、医療、福祉を一体的に行うもので、このおかげで医療費が削減され、在宅医療で自宅で死んでいけるというものだ。

これについては、凄く羨ましいとは思うのだが、町に医療機関が町立のしかない田舎だからこそできるのかもしれない。

都会には、大きな病院もあるが、たくさんの民間の医者がおり、こうした健康、医療、福祉の一体的な取り組みはやりにくいように思う。でも、藤沢の姿は、あるべき方向とは思う。都会で、どのように実施するのかには、知恵がいるのだろう。

ともかく、原稿は、これ。「fujisawairyo.pdf」をダウンロード

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