海士町
6月初めに念願の島根県隠岐郡海士町に訪問するチャンスを得た。
今回は、その報告だ。
山内現町長になってからの産業振興策(特に凍結設備のCAS)が話題であったが、それ以前から、若手行政職員に危機意識があったことが革新町長登場の背景になっていることが分かった。
高学歴のIターン者が活躍していることでも有名だ。田舎ではなかなか得られない優秀な人財が役場や新産業振興で活躍している。これは、他の町からしてみたら羨ましいことだろう。
海士町では、昔から、「よそ者」の眼を大切に思っており、交流に力を入れてきたことによる。友達の友達が友達を連れてくるという関係でIターン者が増えている。現在の若者は、自分とフィーリングの合う人の話は信頼するからだ。彼らは、自分の活躍の場を見つけ出し、イキイキと自律的に動いている。
この若者たちは、日本の原風景ともいえるこの島の暮らしを大切に思い、そこに日本の新しい暮らし方のヒントがあるのではないかと感じている。半農半漁+αで持続可能な暮らしを実現し、それを海士町から発信したいと考えている。
私自身、心ではこれに賛同しているのだが、「経済成長しなければ日本はやっていけない」というような考え方の人たちに、きちんと説明するだけの力がまだない。これは、私の宿題だ。
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