少数コントロール
「少数個しかない成分が細胞の増殖をコントロールする」というちょっと不思議な話です。
分子が2種類で、XがYをYがXを触媒する場合を考えます。そして、Xの方がYよりも速く増殖するとします。すると、しばらく経つと、Xの割合の方が多くなります(Yが0になってしまうと、Xも増えなくなるため、Yが最低1個あるとします)。
こうした状況下で、何か変化が生じると、Xのようにたくさんある分子では、変化の向きが多様なので相殺されてしまう。しかし、Yのように少ない分子では、変化の向きが決まり、変化したYに触媒されてXにも変化が及ぶため、細胞全体が大きく影響されることになります。
このように、互いに触媒しあう分子では、数の少ないほうの分子の変化が全体の性質に支配的な影響を持つのです(その変化が良い方向の場合もあれば、悪い方向の場合もある)。
数の多いほうではなく、少ない方の変化が全体に影響を与えるというのは、面白いと思います。
ある地域で、大多数がいろいろ言う(変革しよう、止めよう、外と連携しよう、連携しない・・)が結果として現状維持、そのなかで少数が何か行動すると、地域全体が大きく変わる・・はずです。でも、ほとんどの地域でそうしたことになっていないのは、大多数と少数が触媒しあっていないからでしょうか。あるいは、少数コントロールが働くのは、増殖している場合なので、現在の地域に当てはめることが無理なのかもしれません。
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Comments
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Posted by: Clash of clans hack activation code | September 21, 2014 11:37 PM