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December 27, 2005

札幌ITクラスターの検討 その8

前の記事の続きだが、北大情報科学研究科には、バイオインフォマティクスなど生命人間情報科学専攻がある。こういう研究に地元IT企業がパートナーとして入り込んだりしているのだろうか。地元IT企業は、すぐにお金になりそうもないことには、手を出せる余裕はないのだろうか。先生方が得た研究資金で地元IT企業が手伝うという姿の可能性は意味がるのだろう。

ともかく、IT企業が自発的にモード2の場を作り出そうという動きは生まれないものなのだろうか。

また、北大には、戦略的な研究について、期間を区切って各部から独立させ、また学際的に研究することもできる創成研がある。ここでは、ナノデバイスの研究などがなされているようだ。海洋汚染や生体材料の研究などに、地元IT企業がかかわれる余地はないものなのだろうか。

この辺り、IT企業が絡む意味があるのか、絡むと双方にメリットがるものなのか、可能性と必要性を細かく検討する必要がありそうだ。

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第四の起業文化の醸成については、北大R&BでMOT講座をはじめたりしはじめている。また、小樽商大に出来たMBAの受講生の半分くらいが技術系というので、少し歩みはじめたと行ってよいだろう。

第五のインキュベーションインフラの充実は、基本的には、札幌エリアには整っている。ただ、①創業間もない起業家向け廉価な部屋貸し、②起業家講座、③技術評価、④経営相談、⑤資金戦略、⑥知財戦略、⑦メンター、⑧エンジェル、⑨アーリーステージでの投資、⑩マーケティング・法律・会計等の専門サービス、⑪国際市場戦略がつながって提供されていない。北大R&Bが具体化し、そこに行けばすべて相談できるような形になっていれば、もっと良いと思う。

その1からその8までは、昨年の論文で必要条件としてあげた項目を再検討してみたものである。

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