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January 01, 2006

設計科学 その8

○続いて記号情報である。

○DNA情報をその進化史的原型として言語情報やデジタル情報にまで進化する記号情報は、生物層と人間層に固有の構成要素であり、「記号として機能する物質の差異/パタン」(内記号及び外記号)とその「意味として機能する物質の差異/パタン」(指示対象及び意味表象)との物理科学的結合または表象媒介的結合と定義される。

記号物質の差異/パタンを例示すれば、DNA情報はAGCTなる情報素子の線形配列パタンであり、法律は印字されたアルファベット(音素を表す文字の体系)なる情報素子の線形配列パタンである。DNA情報の変異がAGCTの線形配列パタンの変化であるとすれば、法律の改定は印字アルファベットの線形配列パタンの変化である。

○その差異/パタンが記号として機能する物質、すなわち「記号物質ないし記号担体」は、高分子、神経細胞、各種の生体外物質などさまざまであるが、「記号形態」は生物層で創発したシグナルから人間層で創発したシンボルへと進化した。

遺伝記号(DNA記号)や感覚/運動信号などの「シグナル」は、「記号とその指示対象とが物理科学的に結合してかならず指示対象を持つが、なんら意味表象を持たない記号形態」、またはイコンや言語ほかの「シンボル」は、「記号表象と意味表象とが、学習の結果、脳内で物理科学的に結合してかならず意味表象を持つが、指示対象を持つとは限らず、持つとしても意味表象に媒介されてしか指示対象と結合しない記号形態」と定義される

○自然の構成要素に関する「物質」一元論から「物質と情報」二元論へのメタ・パラダイム転換である。

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Posted by: healthy diet | August 29, 2015 at 04:40 AM

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