« 21世紀の社会構造と財政(1)高齢化 | Main | 社会保障関係費の急増 »

January 10, 2007

21世紀の社会構造と財政(2)アジアの発展

第二に、アジアの発展である。1960年頃には、全世界のGDPの1割にも満たなかったアジアは、現在では、世界の4分の1を支援ルまでになっている。

アメリカは、1991年にソ連が崩壊するまで、ソ連を仮想敵国として『ソ連の軍事力』という報告書を出していたが、その後とだえていた。しかし、1995年に『中国の軍事力』を出した。中国が軍事力を強化させていること、原油消費量が日本を抜いて二位になり紛争地域に武器輸出をしてまでも原油を確保していること。

大武さんは、日本は自分の経済力などを自覚していないが、もっと自覚して行動すべきといっている(日本のGDPは、アジアの6割以上を占めている)。

人口減少、高齢化が進み、貯蓄率が低下する日本は、資本不足国家になるので、もっと外国資本の投資を増やすべきとしている。このため税制を改革し、外国資本が投資しやすいようにしてきたとのこと。日米租税条約を改定し、垣根を下げてきた(親子間配当、ポートフォリオ配当の引き下げや使用料の免税など)、これをイギリス、インドに広げ、オランダ、フランスと協議中とのこと。これらは、安全保障につながる。

沖縄に、今度、先端的な生物系の大学院大学が作られる、これを拡大し、医療特区とし、アメリカ並みに治験ができるようにして新薬の認可を早めると良いのではと提案している。そうすれば、日本人でもアメリカに行かずに、沖縄で、アジアの金持ちも来る可能性もある。

日本は、アジアとの共存共栄を図ることを考える時期。これまでのアメリカの最後の州としての防共列島から脱し、アジアの発展に対処しながら未来の国づくりをしていくかの戦略が必要。

ただODAの額を増やすのではなく、アジア型システム(たとえば申告納税→後述)の伝播など。

アジアの金持ちをどう日本に惹き付けるかという戦略は絶対必要と思う(北海道観光・クリーンな滞在地もそうだが、大武さんの言う医療特区、これ以外にもあると思う)。もうひとつは、中国の行方をきちんと把握し、むしろ戦略的に動くこと、内部崩壊を秘密裏に助けるくらいのことをやってもよいのかもしれない。戦国武将が外にも身内にもスパイを配したくらいの心構えは必要。日本への外国資本の投資を増やすことも賛成、日本の国内の企業を買収する、合弁会社を作る、上司が外国人・・・これを通して、国際化し、多国籍の人間ももっと増やす。

介護などを考えると移民を考えざるをえないが、難しい問題。日本人が日本の歴史や地位をよく理解すること、英語力を高めること、一方で、日本語を海外に普及することなどを戦略的にやる必要がある。

|

« 21世紀の社会構造と財政(1)高齢化 | Main | 社会保障関係費の急増 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 21世紀の社会構造と財政(1)高齢化 | Main | 社会保障関係費の急増 »