なんかヘン(その7)
○橋本さんは、日本では、ECONOMYという英語が入ってきたときに、経世済民を思い描いて経済と言う言葉に翻訳したため、経済というと国家が主導するものと思われている。
これに対し欧米では、経済をするものと国家は別であり、ただし、両者がタッグを組むことはある。協力はするが主導はしない。しかし、日本では、経済は、国家が主導し、しかし協力はしない。
欧米では貿易交渉は、国家が経済界の代理として仕事をするが、日本では、国家が交渉し、負けてしまうと、あとはよろしくとなる。しかし、民が優秀だったので、なんとかやれてきた。
過去には、支配者が統治する大企業があって、プラミッド構造になっていて上手くいっていたのだが、大企業が大きくなり、摩擦を生み、さらに進出し、グローバルに考えて展開するようになってしまった。
アメリカにしかられて、今度は官主導で、個人消費を増やし、休日を増やした。働くな金を使え。→金利を下げて皆を豊かに、公共投資をやって→これがバブルを産んだ。
日本経済はもう完成し、フロンティアを無くした。世界経済もおっつけ限界を迎える。
日本は生産するのではなく、投資をする時代に。しかし、バブルがはじけて焼けどをしたので、臆病になっている。世界経済は、他人がやることに投資する時代。→投資のために欲望を動かす。
橋本さんは、逆転してしまっている現状をバブル前に戻して現実を見ようといっている。もうすでに日本経済は満杯になってしまったという現実を見よう。経済発展を望むのはもうおかしい。別の方向で考えなければならない。
論理が逆転した前に戻って、もう一度考え直すことが必要。
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