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June 18, 2007

西東京市の経営者になってみる

9月からの授業のこともあり、自分に引き付けて都市経営を考える練習をしてみてはどうか。

実際には、(1)乞われていないなかで専門家として西東京市に乗り込むことは難しい、(2)自主的な研究会を立ち上げるほど私の中にまだビジョンがない、(3)実際に24時間を自分のことに使えない(出かけることが難しい)ので、ブログの上で、頭の整理をしてみよう。

・官僚的な精神(やれない言い訳)と専門領域への固執(狭い認識のままでアプローチし、現実をつかむことに失敗)→深く洞察したり、可能性を追求する余地がない。人々は質の高さとか21世紀の都市的生活様式とは何であり、どのようにありうるのかを議論することを恐れている。→どんな問題があり、どう解決方法があるかを考えてみよう!

21世紀において、西東京市は、どのような町になりたいのか、黙っていても生じる課題もある(高齢化)。21世紀の先進国の価値観はおそらくどこも同じと思うが、その実現と、そのうえでのこの町ならではのアイデンティティの構築と。

1.循環型社会
2.美味しいものを食べて、安全で、安心して暮らせる
3.生きがいと尊厳が認められるまち
4.21世紀の職住近接、高齢者の活用(これまでの線上ではない活用)・少子化

コミュニティを支える機能は、それぞれ広域ネットワークが異なるはず。

1.介護
2.医療
3.施設利用
4.警察
5.通信
6.道路
7.水道
8.商圏
9.ゴミ
10.図書館、学校
11.葬式・寺
12.神社
13.ビジネスコンビニエンス
14.地産地消

もういちど、ネットワークビジネス(コミュニティに根ざすビジネス)のエリアと可能性を考えてみよう。東京中心部でやることと、コミュニティでやることの棲み分け。中心部でやること(キリキリ舞)の比率の低下。

・建築、標識、騒音、公害などを管理するシステムが一貫した都市景観を作り出せるほどに強くなく、(腐敗している)。看板をどう扱うか、伝統的な町並みと高くそびえるビル、夜のまちの明かり、ショッピングセンターの画一化、公務員によって先進例が真似られる結果同じような設備を集めた似たような町ができる→地域的特性や地域的条件を考慮していない。

・歩行者用専用道路をつくり、空間のネットワークを作る。地下駐車場を作るコストは、良い景観が地価をあげ、コストを賄う例がある。道路で分断されたエリアをつなぐ試み。

グリーン道路などが市のなかを通っているが、途中を道路で分断されたり、安心して一貫して歩けない(車椅子では、途中で怖い思いをする)。はなバスが通ってよくなったが、保谷と田無がつながらない。民間バス会社とのすみわけの問題もあるのだろうが、もっと検討する必要がある。歩道はあるが、これも途中で途切れるところがあって怖い。あっても非常に狭く、自転車も通るので高齢者は怖い。

・照明による安全性確保とテーマ性ある照明による都市の個性。

照明には、エネルギーを使うが、太陽光の利用などでやれる方法があるのではないか。町全体をどう打ち出すかのコンセプトがまとまっていないので、都市の個性として照明を活用していないのはもったいないかもしれない。

・都市を売り込むには、アイデンティティと個性が重要。同じような、フェスティバル、緑豊か、光輝くオフィス、ハイテク工業地区、ゴルフコース、カフェ・エリア(パンフレットの都市の名前を取り替えてもわからない!)

武蔵野が残るという意味ではアイデンティティがあるが、それなら、武蔵野市も三鷹市もそのほかもっといろいろあるだろう。青梅街道の宿場町、急行が止まる町としての意味づけがあってもよい。もちろん、それが保谷にとってどうかということもある。田無も保谷ムラだった?新田開発などなど。中島飛行機などなど。

・都市の複雑な個性を探り出す。観光客が著名な場所にどっと押し寄せ、その地域の良さを失わせることがないような工夫(観光客に渡す地図を変える、混雑エリアから離れさせる工夫)。

・都市の魅力に市場性を持たせるには、幅広いさまざまな才能が必要。歴史家、人類学者、文化地理学者など。土地柄に市場性を持たせるのをこれまでは生産の専門家が行ってきたが、彼らは、決まったやり方については良く知っているが、都市の複雑性について理解していない。

西東京市は、ベッドタウンであるが、財政ということを考えた場合、所得税のみで良いのか、産業振興をする必要はないのか。

・立川は商業都市としての魅力を増しつつあり、田無なら新宿、保谷なら池袋に近いので、ショッピングという意味では中核都市たりえない。ひばりが丘、武蔵境、保谷駅(これから)、田無という各駅が分散された少しの商業集積があり、さらにイオンなどのショッピングモールも周辺に出来ている。

・石川島播磨も三共製薬も工場はいよいよ撤退し、病院、ショッピング、住宅となる。中島飛行場や日特などの戦争中の工場のほとんどは移転してしまった。

・武蔵大学。高校、小中学校。

・せっかく田無タワーはあるが。

・観光客を呼び寄せるということは可能だろうか。武蔵野ツアー(歴史探訪)の通り道程度か。現在は、お寺や神社の夏祭り・秋祭り?をやっている程度。昔は、田無の仮装行列は華々しく、近隣からも見に来たものだが。ホールも近隣の方が立派らしいし。

・空港やバス、列車の駅などの都市の入り口は、到着してこれから向かおうとする人やかえって来た人を温かく迎えるようになっていない。都市の河川は都市生活に役立っていない。余り使われていない教会を長期的な視点から何か手を加えるように再考されることはない。自然によって道路を美しく見えるようにしないのは何故か。

西東京市の入り口は、西武鉄道と協力?した駅前開発程度。道路の入り口は最悪だ。田無駅前は暮れにはイルミネーションがそれなりに綺麗だし、ペデストリアンでは、時折音楽を演奏している若者もいるが。

旧青梅街道(昔もっとも栄えたエリア)は、最悪になっている。宿場町として栄えたエリアは、排気ガスと誇りをかぶったしもた屋と道路に面した鉛筆マンション、街道沿いの商店街は、工夫していないこともあるのだろうが、リビンに客を奪われ、狭い道に車が通ることもあって、客が来ない。しかも歯抜けとなっている。商店主も諦めているような感じだ(子供はサラリーマンに、親の代は隠居、現在私と同じ世代は、親の遺産を食い潰している程度)。旧青梅街道を散策のできるとおりにしてしまったほうがまだ賑わうのではないか。

・記憶にかかわるものを消している。

東大農場移転を阻止する市民グループがいる。確かに、何本も道路が通っており、農場がなくなると、緑が減るのは確かだろう。しかし、先日ブログに書いたように、あそこの緑は自然のものではなく、研究用に作られたもので、生態系が違う。むしろ、森を公園として残しつつも、大規模開発をした方が良いかもしれない。

一方で、武蔵野の自然は残してもらいたい。しかし、もうだいぶ消滅している。久留米との堺やグリーン道路の脇など積極的に残しているエリアもあり、これはそれなりに努力しているのだろう。相続税の問題を勉強しなくてはと思いながらまだやれていない。

緑は、単に残すだけではなく、活かす生活が背景になければ、手入れ、掃除等々のコストがかかる。こうしたことも考えておく必要がある。これを税金でやるのか、市民が管理・運営するのかなどは別途の問題。税金でのみやると、市民も無責任なところがある(誰かがコストをかけて守っているものをただ乗りする)。

農業との共存も考える必要がある。

前に書いたように、町のポイントとなるところから、誰でも富士山が見れるとか、卒業生を小中学校にかかわらせるなど、町の記憶を保持することも、町への愛着(ふるさと感)と一体感を持たせるうえで重要であろう。

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現実から考えると特に特徴のない町であり、どのようなビジョンを描いたらよいか分からない場合、まず、未来に飛んで、そこから現在を振り返るというのをやってみる価値はある。

ビルゲイツのハーバードでの卒業式でのスピーチを読んだばかりなので、地球上の貧困撲滅に力を入れている町になることを考えてみてはどうだろうか。今現在、自身にも生活に余裕がなく、市の財政は、三位一体改革、高齢化のなかで苦しいというのに、何故世界の貧困をこの町が無くすことに力を入れる必要があるのかということになる。

・お金は滞ったらダメで、良い使い方をしてこそ活きる。
・子供たちが町に誇りを持てるようにしよう。
・世界に目を向けた子供たちを作ろう。
・アフリカの難民たちと自分たちの今の生活がどうかかわっているのか(私たちの豊かな生活は彼らの犠牲で成り立っていることの証明:要チェック)を理解する。
・寄付をすることでこちらの心が温まるということを身をもって理解する。
・そうしたことを通して、弱者に対する思いやりの心を育てて、きたるべく高齢化社会に対応する。

などなど、意義づけをする。

具体的には、たとえば

・野球選手がしているように、投げたボールの数だけ100円寄付するなどをそれぞれが決める。嬉しいことがあったら1円貯金する。
・子供たちが身の回りで不要になったもののバザーをやって寄附金を作る。
・ネットでアフィリエイトで稼ぐ。
・貧困に苦しむ子供たちの写真展を開く。

・地域の企業にも、何かしてもらうようにする。赤いリボンのキャンペーンなど。
・貧困撲滅デーを設けて、その日は、電気を消す、あるいは○○をするなど。

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