« 創造的テクニックの適用 | Main | 水平思考の練習 »

June 22, 2007

個人レベルの創造テクニック

翻訳では、「側面的思考」とあったのだが、一般には、「水平的思考」と言われているものだった。デ・ボノの水平的思考とシックスハットについて抜書きしておこう(これはこのURLによる)。

水平思考は、次のような効果があるとされる。
 1、「言い合い」を遠ざける
 2、異なる思考方法を分ける
 3、フォーカスするための時間を制限できる
 4、全ての局面からアプローチする
 5、衝突を解決する

その方法は、A→Bの通常のパターン化した思考方法ではなく、A→Cで、まず従来思考パターンを外し、さらにA→C→Dへと思考を新しいアイデアへ導くパターンを採用する。

別のURLには、事例として、金貸しが謝金の代りに債務者の娘を欲しいといって、袋の中に砂利の白と黒の石を入れ、最初に取り出したのが白なら帳消しに、黒なら嫁に、娘が拒否したら、父親を監獄送りにするというのが乗っていた。

娘は、金貸しが2つとも黒い石を入れたのを知ってしまう。そこで、娘は、石を取り出したとたんに砂利のなかに落とし、どちらの色だったか判別つかなくしてしまう。そして、袋のなかの石が黒なら、さっきのは白だったはずとして、無事逃れるというもの。

議論が行き詰ったときには、「ランダムワード」といって、これは先にも記述したが、関係の無い言葉からいろいろ連想して考え方を膨らませていくという方法。

シックスハットについては、次のようなメリットがあるとされている。

 1、より質の高い意思決定を行えるようにする
 2、論点を違う角度から見る
 3、破壊的行為と議論を止めさせる
 4、創造的思考の余地を与える
 5、会議の時間を75%までカットする

6つの帽子(シックスハット)は、以下のように定義づけられる。

1、ホワイトハット(白い帽子○)・・・<情報>イメージは、「コンピュータ」
  ・偏らない情報
  ・データ、事実
  ・判断、意見、仮定、提案をしない

2、レッドハット(赤い帽子)・・・<感情>イメージは、「心臓(ハート)」
  ・どのように感じるか、直感
  ・説明不要の好き嫌い
  ・正当化の必要は無い

3、イエローハット(黄色い帽子)・・・<プラス思考>イメージは、「太陽」
  ・プラス思考
  ・アイデアの利点は何か
  ・どのようにして実現できるか

4、ブラックハット(黒い帽子●)・・・<注意>イメージは、「裁判官」
  ・リスク、危険、懸念や反対
  ・何が失敗しそうか
  ・ただし、マイナスの感情はレッドハットに含まれる

5、グリーンハット(緑の帽子●)・・・<創造性>イメージは、「ジャングル(創造性豊かな環境)」
  ・新しいアイデア、新しい代替案
  ・現在の議論の枠組みを広げる
  ・どのようにしてブラックハットを乗り越えられるか

6、ブルーハット(青い帽子)・・・<思考プロセス>イメージは、「空(そら)」
  ・思考プロセスを管理する
    どこから始めるか、アジェンダは、目的は、どの帽子を使うか、サマライズはどのように、次に何をすべきか
  ・プロセスに対する提案
  ・結果をまとめる

<活用方法>
 ・ひとつひとつの帽子の討議時間を短く制約し、タイムキーパーが時間管理をする
 ・書記係を置く
 ・ひとつひとつの出されたアイデアをその場で評価しない

<活用のコツ>
 ・会議のテーマは「売上を上げる」という漠然としたものではなく、「売上を前年比5%上げる」という具体的なものの方が、会議の生産性を高める。

 ・通常は、イエロー(太陽:前向き)→ブラック(裁判官:危険・リスク)→グリーン(ジャングル:新しいアイデアでブラックを乗り越える)→ホワイト(情報:客観的データ)→レッド(感情・ハート:好き・嫌い)→ブルー(空:プロセスへの提案・どのように進めるか)の順で会議を進める。

 ・ブラックの前にイエローを使うことが有効
 ・迅速な決断を要しているときには、イエロー→ブラック→ブルーの順
 ・参加者間に葛藤がある場合には、ホワイト→グリーン→ブルーの順
 ・ブラックからスタートするのは避ける方が賢明
 ・ボスが同席しているときには、レッドから始めない方が無難
 ・会議の途中や終了間際に参加者の意欲をレッドでチエックすると良い
   <レッドハット7段階のチエック・レベル>
    1、凄い 2、好き 3、もっと情報が欲しい
    4、ちょっとわからない 5、嫌い 6、憎い

 既成の思考法のもとでの会議はホワイトから出発しがち。その次にブラック→レッドと進み、閉塞感に陥ってテーマが先送りされてしまうケースがままある。シックスハットでは、必ず次の行動へ結論づけられなければならない。

 一般的に、ブラック思考が主で「常に否定的な態度」で会議に臨む人には、イエローやグリーンに重点を置くプロセス管理が必要で、反面、イエロー思考ばかりで「常にアイデア倒れ」の人向けにはブラックに比重をかける工夫も必要とのこと。

なるほど。

シックスハットは、何か具体的な事例を考える上では役に立ちそう。

本当は「水平思考」というのをマスターしたいのだけれど、これが自然に出来るようになるには、少し修行が必要そう。

日下さんの考え方は、これっぽい。もともと世の中を斜めに見るという性格なので自然に出来ているのかもしれないが、おそらく、訓練したんだと思う。

その時々の話題を水平思考で、別の解答を出す訓練。

|

« 創造的テクニックの適用 | Main | 水平思考の練習 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 創造的テクニックの適用 | Main | 水平思考の練習 »