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April 14, 2009

北須磨保育センター

池田資料で次に社会福祉法人の例として挙げられているのが兵庫県の北須磨保育センターである。

HPによると、1969年に北須磨団地(地域住民・団地自治会)が主導する施設として生協立で北須磨保育センターを開設したらしい。当初は、幼児の保育・教育事業を行ってきたが、高齢化が進んできたため、高齢者・障害者・地域在宅支援の施設も開設したとある。「地域の共生と自主福祉の確立」をめざしているとのこと。

HPにある、北須磨保育センターの歴史をほとんど丸写しするが、自分たちで自分たちのまちをつくりあげるという自治が本当に実施されている地域があったなんて驚きだ。

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そもそも、北須磨団地は、1967年に勤労者の住宅対策として、当時の兵庫労金(現在の近畿労金)の15周年事業として、ろうきんと兵庫県住宅生協が自主福祉運動の実践の場として建設したものらしい。

労働者による自主的な地域社会の建設を目指し、67年11月に第一次分譲として200戸を分譲、75年までの8年間で2100戸の団地が完成した。

68年に「友愛と信義」を旗印に団地自治会が結成された。住民が増えるごとに保育、教育施設の建設の論議がなされ、住宅生協と労金による画期的な発想と、守屋光雄・ます夫妻による幼・保一元保育構想が盛り込まれた生協立による北須磨保育センターが69年に開設された。

70年代以降、人口が増え幼稚園を2つにしたり、国に指導もあり幼稚園と保育園を分けるなどの経緯があったが、地域、父母、職員、労金、住宅生協による理事会で地域住民を主体とする運営がなされてきた。

その後、次第に子供が減り、高齢者が増えたことをうけ、団地自治会による「まちづくり委員会」の提言を受けて、社会福祉法人北須磨保育センターを事業主体とする福祉施設として特養ホーム「友が丘YUAI」を建設、97年3月に開設。同年4月には、入所式の知的障害者更正施設「こんにちは友が丘」を開設した。

98年に老朽化した幼稚園・保育園を改修するのに伴い、保育園では乳児保育(0歳から1歳)を始め、須磨区地域子育て支援センターの予算措置により、在宅家庭の子育て支援事業もするようになった。幼稚園は、通園バスをはじめ、周辺地域から入園するようになった。

2000年には、地域の高齢化比率が30%を超えたため、ホームヘルパー2級養成事業を実施し、427名のヘルパーを養成して地域ニーズに対応した。神戸市の地域密着化まちづくり政策を受けて、北須磨児童館の運営委託をするようになり、子育て支援と学童保育を行うようになる。

2004年には、地域の高齢化比率が35%に達し、高齢者支援をより充実させるため、ミニコープ跡地を社会福祉法人が購入し、在宅介護支援センター「はればれエリア」をカバーする小規模多機能型居宅介護支援事業(通所・訪問・宿泊)とデイサービス事業、訪問介護事業に加え、障害者の通所施設「分譲すこやか」を併設した「きたすま在宅支援福祉センターすこやか友が丘」を07年5月に開所した。

ここでは、地域住民同士が助け合って、住み慣れた地域でいつまでも安心して生活できるボランティアネットワーク「おたがいさまねっと」を立ち上げ、自主福祉と共生ケアを目指すまちづくりに地域自治会と連帯した取り組みを行っている。

2008年4月に地域包括支援センター「きたすまあんしんすこやかセンター」を神戸市より受託し、友が丘周辺に住んでいる高齢者が抱えるあらゆる相談に応えられる事業を開始した。08年現在、65歳以上の人口比率は40.4%とのこと。

なお、神戸市の協働と参画のプラットホームというHPがあり、多様な事例が掲載されている。あいさつの歌をつくって子供たちにあいさつに慣れるようにしているとの記事も。

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