例外社会
笠井潔『例外社会』朝日新聞社のことが朝日新聞に紹介されていた。簡単に読める本かと思ったら、4200円、700ページを超える評論で、「立ち読み」を見たら、哲学とかの素養がないと、とっても難しそうだ。読みきれる自信がないので図書館に貸し出し予約を入れた。
前の前の記事に、これまで例外として扱えば良かった人たちがむしろ全体であるような社会になっており、政策のあり方を変える必要があるのではないかと書いた。
そこに、この表題が目に飛び込んできたのだ。
「立ち読み」によると、現状認識(1989年を20世紀の時代の区切りとし、豊かさが消え、混迷している社会)は、同じようだ。
しかし、ネットで書評をみると、「人の生死にまで入り込む『生権力』に対抗するため、各自が『生存のためのサンディカ』をつくろうと提案しているらしい。「サンディカというのは、ユートピアへの爆発力を秘めた結社のことである」という。
笠井さんは、全共闘世代らしいが、何か、この提案(ユートピアを信じている)は、古臭い(全共闘時代の焼き直し)気がする。まぁ、読んでから再考します。
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