緑化を地域活性化につなげる
前ブログで紹介した「まちなか緑化」は、地域活性化につながっているようだ。
1.斎場に瞑想の森を作ったら、心地良いので、市民コンサートなどにも使われ、皆が憩う場所に。コミュニティの核として、かつては、鎮守の森があり、神社やお寺には森がつきものであった。その広場は、市が立ったり、子供たちが遊んだりする自由な場であった。この機能を再生することは非常に重要なことだ。
2.小公園の緑化を市民のアイデアで市民自らが手作りすると、その活動を通して住民のコミュニケーションや一体感が生まれ、また周辺住民も庭の花壇等をきれいにする、花がきれいですねなどと会話も生まれるようになる。
3.緑のカーテンを子供たちと地域住民で一緒につくり、収穫などを楽しむと、子供たちも生き物を育てる楽しさを感じられるし、地域のなかの学校・子供たちという縁が生まれる。昔は、小学校の運動会などが地域の行事であったが、地域との縁が切れてきているが、それを再生できる。
4.東京都は小中学校の校庭の芝生化を進めている。これによって、他地域から編入する子供も増えているという。芝生を維持するには、手間がかかり、地域のボランティア(芝生サポーター)なしには成り立たない。
・これも、レバレッジは都による事業化である。この事業では、57の企業・団体が「東京芝生応援団」をつくり、苗や管理道具の提供など物心両面から芝生化に取り組む学校を支援している。
・傷みが激しいので、養生期間を設けたり、曜日ごとに遊べる学年を決めるなどしている。
・補助金やボランティア依存ではなく、将来的には、NPOなどを設立して、管理費の受け皿をつくることも考えている。
・八名川小学校の場合には校友会組織がある(創立90周年のイベントを機に集まった小学校OBや町会、商店会の人たちからなる)。地域カレンダーの制作、フリーマーケット開催、地域と学校を結ぶ「やながわ新聞」の発行、小学校への外部講師招聘などをやっている。こうしたなかから、芝生管理をサポートする人が出てきて欲しい。
*地域の人が芝生管理をサポートし、地域の人にも校庭を開放(地域の人が利用する場合には、利用料を徴収することも)するようになれば地域との関係がより密になる。
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