イギリスのパリッシュ
イギリスのパリッシュ(地域自治組織、準自治体)について書かれたものがあったので紹介しておく。ネット検索では、こちらとこちら、歴史に触れた大部のこちら。
イギリスにおける地方自治体の構造は、カウンティ(県)とディストリクト(市町村)による2層となっている地域とユニタリーのみの1層の地域があるとされるが、これ以外に、基礎自治体の中に、パリッシュと呼ばれる自治組織が存在している(タウンカウンシル、コミュニティカウンシルと呼ばれる地域もある)。
パリッシュは、教会の教区に起源をもつ。1894年に地方自治法によって地方自治体としての性格が賦与された。農村の住民を大地主や教会牧師の支配から解放しようということにあったといわれている。1997年の地方自治法では、パリッシュの設立を住民の要求で設立することが可能になった。
人口10人から数万人規模のところがあり、役割や活動内意用もさまざま。2002年時点でイングランドでは8500が存在する。うち47%が500人以下、44%が5000人以上。大きい規模の方が活動が活発とのこと。
法律の中で、パリッシュの役割は、地域において出来うる可能な範囲の項目を並べるだけの構成となっている。
パリッシュは、「パリッシュプラン」を策定することができる。5年から10年の将来像を描き、農村コミュニティに関わる社会、環境、経済的問題を地域でプランニングする。
代表的な活動としては、遊歩道の整備、街路証明の維持管理、墓地・火葬場の管理、コミュニティホールの提供、公衆浴場・プールの提供、宝くじの運営など。
建築許可、開発許可を行う場合、当該地域のパリッシュと事前に協議しなくてはならないとされる権限を持っている。
パリッシュは地方税を課す権限を持っている。徴収は自ら行うのではなく、上位の基礎自治体にその税と合わせて徴収してもらう仕組み。仕事でやりたいことがあれば、市町村と協議することで可能となる。
2003年には、質の高いパリッシュを認定する制度も導入された。
パリッシュは議会を持ち、事務職員を置いているところもある。議員は無報酬が一般的で、自分たちの住む地域に奉仕するということに意義を感じているとのこと。
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Comments
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