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August 16, 2010

川崎フロンターレと盆踊り

NHKのテレビで、川崎フロンターレのマーケティング活動が報道されていた。

川崎のクラブであることを市民に意識しないで思ってもらえるように、いろいろな企画をしていた。

1.球場で家族が楽しめるいろいろなイベントをやる(選手が女装なども、秀樹のコンサートなど)

2.地元を選手が回って、挨拶をしたり、小言を言われたりする。

3.子供たちに、フロンターレの試合結果等を活用した学習ドリル(数学)を学校の先生と一緒に改良を加えて作成、配布している。  などなど(うろ覚え)

アメリカでスポーツ経営を学んだ人がマーケティング部を担当している。

実際、試合の入場者数は、絶対数ではまだそれほど多くない(平均並)が、伸びでみると、大きく増えていることが分かる。Skawasaki

算数のドリルを通して、子供は、川崎フロンターレを自然に身近に感じるだろうし、夏休みイベントなどで家族と出かけた思い出ができ、かつ一緒に過ごした選手が日本代表になったりしたら、応援する気持ちになるだろう。

このように人々の思い出に記憶されたものは、その子が大人になった時に、自然に好きになっていたりするに違いない。

川崎市にサッカークラブがあっても、人々の思い出とつなげたりしなければ、ただあるというだけで、市民のものとは感じられないに違いない。

一方テレビでは、盆踊りの維持が難しく、主催者は高齢化が進んでいるし、地元民の参加も減っていて、外部の盆踊り好きの人たちが来てくれることが救いになっているというニュースも流していた。

昔は、盆が大っぴらに休める時期であり、そこで恰好よく踊ることや恰好よく太鼓をたたくことなどが男女の出会いになっていた。村落のなかだけでの婚姻ではダメなので、祭りの日には、隣村まで出かけていって出会いをするというようなことが共同体のなかでのハレの日となっていた。かつては、若者衆が祭りをしきったり(それが一人前になるうえで必要)、出会いという楽しみがあったり、かつそれが思い出にもつながっているので、祭りや盆踊りに意味があった。

同じ行事をやっていたとしても、それが若者が主体的に運営する大人になるための通り道であったり、楽しい思い出につなげるなどのソフトの面が失せてしまえば、意味がなくなり、形骸化してしまう。

サッカーも、盆踊りも、地域に支えられ、地域のアイデンティティの素になるものだが、「今日の環境に合わせて」地域の人々にとって意味のあるものにするための知恵を働かせないと、地域に支えられないし、地域の人たちがそれで燃えることも起こらない。

新参者のサッカーが地域一体化(市民が認識する)のきっかけになるのか、盆踊りが再生するのか、いずれにしても、知恵が必要であろう。

川崎フロンターレや新潟アルビレックスの事例(市民に支えられる、市民にサッカーを通して一体感が生まれる)は、市民づくり(市民であると自覚する)のヒントを与えてくれる。

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Comments

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