西東京市の年齢構成
西東京市は、近年人口が増加している。工場跡地にマンションが出来、若い世帯が増えているように思う。そこで、データでみてみた。
1.西東京市の老年人口(65歳以上)の比率は、20.6で、これは東京区部(20.2)、市部(20.3)より高いが、まぁ平均程度。国全体(H22年8月)では、23.2なので、これに比べれば低く、相対的に若い人口構成といえる。
2.西東京市の年少人口(0~14歳)の比率は、12.8で、これは、区部(11.2)より高いが、市部(13.1)より低く、市部のなかでは、26市のうち17番目となっている。若い世帯が増え、子供の比率が高いかと思ったが、それほどでもなかった。
武蔵村山市、稲城市(15.6)、羽村市(14.6)、あきる野市(14.3)、東大和市(14.1)がなかでも高い。区部で年少人口が西東京市より高いのは、江戸川区(14.6)だけである。市部で年少人口が低いのは、武蔵野市(10.7)と狛江市(11.3)である。
3.西東京市の生産年齢人口(15~64歳)の比率は、66.6で、市部(66.5)とは、ほぼ同じだが、区部(68.5)に比べると低い。区部では、学生や独身者、子供の居ない夫婦が多いのだろう。
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一般に、老年人口比率が高いか低いかでその地域が高齢化しているかどうかを見ることが多い。しかし、東京都について考える上では、これだけではミスリードしてしまうことが分かった。
たとえば、分かりやすい例でみると、西東京市と同じ老人人口比率の新宿区を比べてみると、西東京市は、年少人口比率が12.8なのに、新宿区は、8.4でしかない。つまり、新宿区の方が生産年齢人口の比率が高いということである。
考えてみれば分かることだが、市部は、相対的に子供のいる家族が多いのに対し、新宿区に代表される区部では、学生や独身者、子供のいない夫婦が多いからと思われる。
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