一人暮らし高齢世帯の増加
とくったーの吉田先生の講演資料に一人暮らし高齢者世帯の増加についての表が掲載されていた。
先生の使った数字とちょっと違うかもしれないのだが、国立社会保障・人口問題研究所が推計しているデータで見てみると(2005年をベースに2009年に推計したデータ)、これによると、面白いことが分かる。
1.高齢者単独世帯数の伸び率が2005年から2015年の10年間で高いのは、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県、滋賀県。
2.高齢者夫婦世帯数の伸び率が同じ10年間で高いのも、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県、栃木県という首都圏。
現在、若い家族と暮らしている地域で、今後、高齢単独世帯や、高齢者だけの夫婦世帯が急増するということだ。高齢者の見守りの問題などが大きな課題となるのは、こうした地域だ。
3.逆に、現在高齢化が相対的に進んでいる「地方」では、伸び率としては低い。
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1.現在単身世帯に占める高齢単身世帯が多いのは、東京都、大阪府などの大都市と、鹿児島県、高知県。
2.現在、夫婦二人世帯のうち高齢夫婦が占める世帯が多いのは、北海道、奈良県、愛媛県となっていて、傾向は読み取れない。
東北、九州、北陸などは、高齢夫婦のみの世帯が占める比率が相対的に低く、大家族的なのかもしれない。
読みにくいデータだが、エクセルは、こちら。「zenkokukoureisetaisuii.xls」をダウンロード
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