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2012年1月

2012年1月 3日 (火)

西東京市の市民農園とビルなか市民農園 

大学院受講生の西東京魅力案に、市民農園を使ったものや、地元野菜を給食や子供たちが料理を考える「S-1グランプリ」のアイデアがありましたので、市民農園について考えるための情報提供です。

●西東京市の農業の概要

1.昔は、農地が非常に多かったのだが、高度成長期を経て、非常に少なくなっている。

農地面積は、平成21年1月現在、161haで、市域の10.2%を占め、うち85.7%が生産緑地に指定されている。

(首都圏の農地は、市街化政策により、固定資産税が宅地並みに課税されている。しかし、農地が生産緑地に指定されれば、固定資産税が農地として課税されるので安くなる。生産緑地に限らず、農地を営農者が相続すると、相続人が営農している限り、相続税が猶予される。その代り、農業を止めたとたん、莫大な相続制と利子税を払わねばならず、農業を止めたくても、やめられない面もある。)

 

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前ブログに書いたように、野菜が中心で、特にキャベツが出荷額第一位。

2.地元小中学校への地元野菜の使用状況は、平均3%。

3.市民農園に使用されているのは、1.1ha。市内には、4ヶ所の市民農園(市が管理運営)と1ヶ所の家族農園(利用者の受付は市、管理運営は農家)があり、総数は409区画。

●駅前ビルでの市民農園

市民農園について、問題意識を持った折、NHKかなにかで、駅前商店街が衰退しているなか、ビルのなかを水耕栽培の市民農園にしているという話がありました。

ネット検索しましたら、兵庫県で、IT企業が始め、今では、全国にFC展開しているらしいです。その記事のURLです

この会社は、サイエンス映像シンクプロダクション株式会社で、もともとは、宝塚メディア図書館のシンクプロダクション部門であったが、2009年3月に事業化して株式会社になったとのこと。この宝塚メディア図書館も、非常にユニークだ。

図書館とメディア、それに街づくりを総合的に視野に入れているようだ。関西学院大学総合政策学部メディア情報学科を卒業した若手が図書館の経営や前述の会社の経営を手掛けており、発想が新鮮だ。

図書館自体が、阪急逆瀬川駅に隣接し、映像関係の学校も併設しており、上記の市民農園もやっているらしい。市民農園では、外部からネットで自分の野菜の生育状況を見ることもできるらしい。

農園利用のコースには、自分で作った野菜を自分で消費するコースのほか、被災地の福祉施設に送るコースもあり、これだと、利用料が非常に安くなる。現在300件が契約している。普段見られない人向けにメンテナンスを代行しているが、これは社会福祉法人に依頼しており、障害者雇用に貢献しているとのこと。

この記事を検索していたら、農業関係のコンサルをしているイノプレックスのHPを発見、農業関係の新しい技術や試みの情報が掲載されている。

2012年1月 2日 (月)

キャベツの粉末

前の記事で書いたように、岡田食品の社長さんが、「産業振興や外部から人を集める(観光振興)するなら、たとえば、キャベツが西東京市の農業のシンボルなら、それを粉末にしたら、自分の会社でもキャベツこんにゃくとかつくるのにさぁ」と言われたことが気になっています。

西東京市は、キャベツの生産が多摩地域で最も多く、キャラクターもキャベツの「めぐみちゃん」なのです。

Megumi

上記は、「西東京市産業振興マスタープラン」平成23年4月から抜き出したものです。市では、こうしたマスタープランは策定しているものの、本気でどこまで取り組んでいるのか、ちょっと「ん?」という感じを受けます。

そこで、岡田社長の「たとえば」を真剣に受け止めて、これをビジネスに出来る可能性をもう少し考えてみました。

1.キャベツの栄養素

キャベツには、どんな栄養があるのか(以下ネット情報です:ネット検索先はここ

キャベツはとにかくビタミンが豊富。

水溶性ビタミンでいうと、ビタミンB1、B2、C、ナイアシンが、脂溶性ビタミンでいうと、ビタミンA,E,Kなどが含まれています。

その中でも、水溶性ビタミンである「ビタミンC」は淡色野菜のなかではキャベツが大変多く、大きめの葉2~3枚を食べるだけで一日に必要なビタミンCをカバーできるそうです。

ビタミンCは美肌効果や疲労回復、風邪の予防にも役立つ栄養素です。

また、脂溶性ビタミンである「ビタミンK」の含有量も野菜の中でもトップクラス。

ビタミンKは出血を止める働きや、骨粗鬆症を予防する効果があると言われています。

さらに、カルシウム,リン,鉄,カリウム,マグネシウムなどのミネラル分も多く含まれています。

ミネラルは、消化・吸収を助け、消化不良のむかつきを防いでくれるという効果があります。

栄養成分の他には、食物繊維が豊富なことも有名です。

便秘の解消だけでなく、腸内環境を整えて、大腸がんや成人病の予防にも効果があると
言われています。

++++++++++

でも、粉末にしたら、水溶性ビタミンンなどは飛んでしまうのかもしれません(ここが心配なところです)。

2.キャベツの粉末、キャベツパウダー

上記の言葉で検索すると、結構、販売しているところがあります。

たとえば、香川県観音寺市の(有)石川ファームは、いろいろな有機野菜をパウダーにして販売しています。また、香川県丸亀市には、これを材料としたスウィーツのお店(88cafe)もあります。

確かに、青汁とか売っている訳ですから、キャベツの粉末加工もアリでしょう。

健康食品堂サツマ薬局アマゾン(熊本のリファレンス)、東北牧場ロブソン(フランスの野菜を使用)などなど。

3.パウダー製造方法

これだけ野菜パウダーが作られているとなると、たぶん製造方法も普及し、設備もそれほど難しくなく手に入るのだろうと思います。

先の石川ファームでは、「オリジナルの低温除湿乾燥法」を使うとあります。

低温除湿乾燥法というのは、普通乾燥するというと熱風を使うのだけれど、それだと材料が痛むので、低温で除湿する方法のことらしい。

岐阜県の八尋産業(大矢正昭社長)では、栄養価を減らさない「減圧平衡発熱乾燥法」で粉末野菜を作っているとのこと。この会社は、設備も販売しているが、粉末に加工も委託でやっているらしい。減圧平行発熱乾燥法を他と比べた栄養価や価格等の比較表が掲載されていました。

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この社長は、「もったいない」と、規格外の野菜を冷凍したり粉末にして、学校給食などに使うことをやっているようだ。

仮にこの乾燥機械を購入すると、本体価格500~600万円、ランニングコスト100~200円/kgとのこと。おそらく、これに、切断(スライサー)、洗浄、粉末(ウイングミル)などの機械が必要になるだろう。

たとえば、三庄インダストリーでは、こうした野菜粉末関係の機械を販売しているようだが、価格は掲載されてりない。

スライサーで検索すると、家庭用・業務用などよく分からないが、たとえば、キャベツを半分に切って入れるものだと、約18万円。ウイングミルは、いろいろ出ているようだが価格は分からない。

4.担い手・誰がやるのか

誰が設備投資をしてまで、キャベツ粉末をすると良いのだろうか。

一番可能性があるのは、地元の農協だろう。ところが、検索してみると、なにやら凄いことが分かった。JA東京みらいというのは、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市(旧保谷市管内)で、田無駅南口に農協の店や北口にある田無郵便局の側の店は、立川に本店があるJA東京あぐりであるとのこと!行政は合併したが、農協は、別々のままなのだ!

これでは、どちらかがやってくれて、西東京以外の野菜も、たとえば、規格外を粉末にするなどするということでメリットを感じてやってくれるかどうかだろう。

西東京市の農家でやる気のある農家が出資しあって、会社を起こすというのもアリだろう。

他県では、現在、国が農業の六次産業化を進めており、この事業に申請してやり始めたところもあるようだ。福岡県朝倉市では、株式会社秋の月がこの制度で事業化したようだ(H23年5月認定)。H24年度の事業では、プランナーに20億円、設備などの事業費に20億円が予算化されている。田無ソメ研がプランナーになったら(?)費用が出るのかもしれない。

新たに野菜パウダーを扱う企業が現れ、西東京市の野菜で、西東京ブランド食品を作るほかに、他地域の農家からもパウダーを請け負うとか、青汁などの食品メーカーの受託をするということも考えられるだろう。

5.利用者のイメージ

こうやって出来たキャベツ(野菜)の粉末を誰に使ってもらうのか。

一つのイメージは、最初にこのアイデアを下さった、岡田食品で「キャベツこんにゃく」を作ってもらう。

このほか、ケーキやかりんとうなど、西東京市の有名企業にキャベツ・ケーキやキャベツ・かりんとうを作っていただく。キャベツ蕎麦とか、きゃべつ饅頭とか、きゃべつだんご、キャベツハンバーグ、きゃべつパンなどなど、いろいろな可能性あるのではないか。

「キャベジン」があるくらいなので、医食同源で、中華料理店に使ってもらうなど。

あるいは、他地域や海外にも輸出(粉末のままか、あるいは加工した商品か)することも当然考えられる。上記のように、青汁メーカーなどに販売するとか、他地域の農家からも受託することも考えられる。

☆☆☆☆☆

有名なきゃべつ饅頭を買いに田無駅に降り立つ人が増える、あるいは、キャベツスイーツのカフェにおしゃれなお客が集まる。さらに、このカフェが全国に支店を展開する・・なんてことになるかもしれない。

+++++++++++

以上、「たとえば」を具体化するには、上記のような問題をクリアする力が必要であるということを、少し具体的に整理してみました。

「エコノミック・ガーデニング」は、こんなことをするのでしょうか。それとも、農水省の補助金を貰って、具体化するコンサルまでやるのでしょうか。

ご参考まで!

西東京市の活性化を考える(法政大学院での受講生のアイデア)

法政大学大学院での1コマの授業が始まり、西東京市(N市)を取り上げてみました。

N市の現状を説明し、「税収を増やす、住民が愛着を持つ」ようにするにはどうしたらよいかを考えてもらいました。

一応、今回は、「観光客を増やす(西東京外から人がやってくる)ようにするにはどうしたらよいか」というお題にして考えてもらいました。

「観光客を増やすというお題」は、先日の市民祭りで、こんにゃくメーカー岡田食品の社長に紹介してもらった際、「西東京市にキャベツが多いなら、農協がそれを粉末にしてくれたら、キャベツこんにゃくとかつくるのに。・・・こういうイベントにも、市民だけでなく、もっと市外からお客が来るようにしないと」というお話にヒントを得たからです。

受講生のアイデアは、いろいろでしたが、数人の人が「市民農園」を振興することをア
イデアにあげていたのが面白いなぁと思いました。

 +++++++++++++

1.スポーツや音楽などを振興し、常にイベントをやり、町を魅力的にすることで、愛着もわき、地元経済も潤う。たとえば、自転車レースなら、イベント振興により、自転車道路などのインフラも整備される

2.市民農園大学を作り、他地域からも人が来るようにする

3.S-1グルメ(小学生が地元野菜を使って料理を競うイベント)を開催し、親やおじいさん・おばあさんも巻き込んで、地域に一体感を持たせると同時に、産業活性化を狙う

4.ベットタウンというのをむしろ活かし、住みやすいまちにして、常に働き盛りの人口を増やすようにする

5.東大農場と連携し、特産品(農産物)などを開発する

6.交通が便利なことを利用して、むしろ人が来るようにする

+++++++++

4.の「むしろ、ベットタウンとして住みやすいまちにする」というのも、実は、アリと思います。それはそれで、子育てとか、環境とか、もっともっと、充実させなければならないことがたくさんありますね。

ご参考まで!

2012年1月 1日 (日)

オリジナリティ

先日、FM西東京の忘年会に出席。その際、ちょっと風貌の変わった方を見つけたので、お声をおかけした。

その方は、株式会社オリジナリティの竹内会長さんだった。

名刺交換をした後、この会社が製作している自動車部品についてポケットから部品を出して説明してくれた。

技術的なことなので、正確ではないと思うが、要は、エンジンが熱くなったら冷やし、冷えたら暖めるための温度センサーを内蔵したコンポーネンツらしい。日本の自動車のかなりのシェアを占めているらしい。

こんな凄い会社が西東京市にあったのだ!

うかがってみると、必ずしも、例の軍需工業中島飛行機の流れではないらしい。

竹内会長の会社は、精密加工を手掛けており、そのコンポーネント全体を作っているのは、清瀬の会社とのことで、ネット検索したら、サーモスタット関係の会社がヒットしたので、たぶんこの会社だと思う。

竹内会長は、仕事は息子に譲ったので、ヒヤリングは現社長にお願いしなければならないが、清瀬の日本サーモスタット株式会社ともども、一度ヒヤリングしたいものだ。

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