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2012年10月 2日 (火)

第二期総合計画WS①教育:子どもの居場所

①教育:子どもの居場所

〇個別の意見には、いろいろ出されているので、羅列します。

・地区会館は、共有スペース不足で子どもと大人が取り合いになる。

・子どもと地域の大人がふれあう機会が少ない。

・地域ごとに子どもの居場所が欲しい。児童館がない地域がある(偏在している)。

・子供たちが自由に遊べる場所が少ない。

親切なおじさんが不審者になってしまう。

・学童クラブ、児童館は、スタッフの育成(制度的なもの)に注力を。

・交番が少ない。子どもの登下校時の安全確認に不安なので、交番の配置を。

・児童館(センター)などが増えてきている。

〇課題のポイントとして、「学童クラブや児童館の施設数の問題」「これらを運営するスタッフの労働環境(雇用問題)が重要」とあります。

〇それを受けての取り組みとして

・ハコものだけでなく、職員、指導員の身分保障を。

・専門性のある職員を地域、利用者で育てる。

さまざまな子どもの事情に対応できるフトコロの深い大人、居場所が必要。

・地域の中の歩いていける場所に子どもの居場所、安心して遊べる場を。

・ソフトな地域のつながりを。

・住み心地の良い地域、便利な地域とは何かを考え直す

・地域のまつりの復活。

・児童館を減らしたり、安易に民間に委託しないで欲しい。

〇取組の方向性として

・子どもを見守るスタッフの体制充実を図る。

・地域の中での子どもの居場所をつくる。

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赤字で書いたところは、11月4日(日)に開催するフューチャーセッションでも、テーマになりうるところだ。

しかし、言葉はきれいだが、実際には、なかなか難しいのも確かだ。一人で地域のおじさんが頑張れは、上記のように不審者と思われてしまうだろう。

家族自体が内向きになって、開かれていないし、子どもは、塾や習い事で結構忙しい。

三鷹のように、「子どもは地域で育てる」として、学校の運営委員会に地域の人が入っているとか、地域のまちの人が先生になって、得意分野を子どもたちに教える(美容院の人が美容院の仕事について話す、和菓子やさんがあんこについて話すなど)という仕組みでも出来ない限り難しい。

あるいは、大人が教える竹とんぼクラブのようにするとか。

どこかの児童館では、昔遊びを高齢者が教えていると聞いている。上手にやれば、良い効果が得られるだろうが、仕組みを考える必要があるだろう。

前のブログで書いた東伏見コミセンのような先進的な試みも西東京ではあったのだけど、何故か、現在は、民間委託から行政運営に代わってしまい、その理由も明確にされていないまま、今日まで来ている。

http://regional-innovation.cocolog-nifty.com/tanashi/2011/02/post-539a.html

田無の時代に、「たなしかるた」が作られていたようだが、これも、ただ作って終わりなのではなく、長い年月かけて、地元の子どもと大人が同じ「文章」で会話ができるよう、「かるた大会」をずっと開催するなどの仕掛けが必要だろう。

昔は、童謡なら、大人も子どもも同じ歌を歌えたが、今日では、子どもや若い人と大人が一緒に歌える歌も限られている。

地域コミュニティを作るって、良~く考えないと、善意だけでは難しいだろう。それこそ、「ソーシャル・デザイン力」が必要だ。

昔の駄菓子屋の小母さん、保健室の先生、部活の部屋のような、「もう一つ」の価値観を提供してくれる「居場所」って、どこにあるんだろう。

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