年齢構成

2011年2月18日 (金)

地区別にみた年齢構成

西東京市にいったいどんな町があるのか、合併して広域になったので分からなかった。

そこでまず、町別の白地図を作成してみた。

西東京市のHPにある「統計書」の最後の方に町丁別の白地図がある。これをHPからダウンロードできて、エクセルのデータを入れ込めるようになっていると便利なのだけれど。

しょうがないので、白地図をハードコピーして、色鉛筆で塗って、それをスキャンしてみた。

Chikubetsuchizu

人口規模としては、芝久保町(1.9万人)、谷戸町(1.4万人)、これに田無町、保谷町が続く。

年齢構成でみると、年少人口が多いのは、谷戸町、栄町、芝久保町が(16%台)非常に高く、逆に低いのは、ひばりヶ丘北(9%)、田無町、西原町(10%)である。

老人人口比率が高いのは、西原町(26%)、ひばりが丘、ひばりが丘北(24%)で、逆に低いのは、栄町(16%)、谷戸町、芝久保町、富士町(17%)である。

データで見る限りは、栄町、谷戸町、芝久保町は、相対的的に若い家族が多い地域なのではないかと思われる。

これに対し、西原町、ひばりが丘、ひばりが丘北は、相対的に高齢化しているのではないかと思われる。

また、生産年齢人口の比率が高いのが、田無町、富士町、東伏見(70%)である。これは、学生、独身者、子供のいない夫婦などの比率が高いからと思われる。

地区別人口のデータは、こちら。「chikubetsujinko.xls」をダウンロード

2011年2月17日 (木)

西東京市の年齢構成

西東京市は、近年人口が増加している。工場跡地にマンションが出来、若い世帯が増えているように思う。そこで、データでみてみた。

Nenreikosei

1.西東京市の老年人口(65歳以上)の比率は、20.6で、これは東京区部(20.2)、市部(20.3)より高いが、まぁ平均程度。国全体(H22年8月)では、23.2なので、これに比べれば低く、相対的に若い人口構成といえる。

2.西東京市の年少人口(0~14歳)の比率は、12.8で、これは、区部(11.2)より高いが、市部(13.1)より低く、市部のなかでは、26市のうち17番目となっている。若い世帯が増え、子供の比率が高いかと思ったが、それほどでもなかった。

武蔵村山市、稲城市(15.6)、羽村市(14.6)、あきる野市(14.3)、東大和市(14.1)がなかでも高い。区部で年少人口が西東京市より高いのは、江戸川区(14.6)だけである。市部で年少人口が低いのは、武蔵野市(10.7)と狛江市(11.3)である。

3.西東京市の生産年齢人口(15~64歳)の比率は、66.6で、市部(66.5)とは、ほぼ同じだが、区部(68.5)に比べると低い。区部では、学生や独身者、子供の居ない夫婦が多いのだろう。

++++

一般に、老年人口比率が高いか低いかでその地域が高齢化しているかどうかを見ることが多い。しかし、東京都について考える上では、これだけではミスリードしてしまうことが分かった。

たとえば、分かりやすい例でみると、西東京市と同じ老人人口比率の新宿区を比べてみると、西東京市は、年少人口比率が12.8なのに、新宿区は、8.4でしかない。つまり、新宿区の方が生産年齢人口の比率が高いということである。Shinnjukuhikaku

考えてみれば分かることだが、市部は、相対的に子供のいる家族が多いのに対し、新宿区に代表される区部では、学生や独身者、子供のいない夫婦が多いからと思われる。

全体の表(エクセル)はこちら。「tokyonennreikaisoujinnkou.xls」をダウンロード

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