キャベツ

2012年1月 2日 (月)

キャベツの粉末

前の記事で書いたように、岡田食品の社長さんが、「産業振興や外部から人を集める(観光振興)するなら、たとえば、キャベツが西東京市の農業のシンボルなら、それを粉末にしたら、自分の会社でもキャベツこんにゃくとかつくるのにさぁ」と言われたことが気になっています。

西東京市は、キャベツの生産が多摩地域で最も多く、キャラクターもキャベツの「めぐみちゃん」なのです。

Megumi

上記は、「西東京市産業振興マスタープラン」平成23年4月から抜き出したものです。市では、こうしたマスタープランは策定しているものの、本気でどこまで取り組んでいるのか、ちょっと「ん?」という感じを受けます。

そこで、岡田社長の「たとえば」を真剣に受け止めて、これをビジネスに出来る可能性をもう少し考えてみました。

1.キャベツの栄養素

キャベツには、どんな栄養があるのか(以下ネット情報です:ネット検索先はここ

キャベツはとにかくビタミンが豊富。

水溶性ビタミンでいうと、ビタミンB1、B2、C、ナイアシンが、脂溶性ビタミンでいうと、ビタミンA,E,Kなどが含まれています。

その中でも、水溶性ビタミンである「ビタミンC」は淡色野菜のなかではキャベツが大変多く、大きめの葉2~3枚を食べるだけで一日に必要なビタミンCをカバーできるそうです。

ビタミンCは美肌効果や疲労回復、風邪の予防にも役立つ栄養素です。

また、脂溶性ビタミンである「ビタミンK」の含有量も野菜の中でもトップクラス。

ビタミンKは出血を止める働きや、骨粗鬆症を予防する効果があると言われています。

さらに、カルシウム,リン,鉄,カリウム,マグネシウムなどのミネラル分も多く含まれています。

ミネラルは、消化・吸収を助け、消化不良のむかつきを防いでくれるという効果があります。

栄養成分の他には、食物繊維が豊富なことも有名です。

便秘の解消だけでなく、腸内環境を整えて、大腸がんや成人病の予防にも効果があると
言われています。

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でも、粉末にしたら、水溶性ビタミンンなどは飛んでしまうのかもしれません(ここが心配なところです)。

2.キャベツの粉末、キャベツパウダー

上記の言葉で検索すると、結構、販売しているところがあります。

たとえば、香川県観音寺市の(有)石川ファームは、いろいろな有機野菜をパウダーにして販売しています。また、香川県丸亀市には、これを材料としたスウィーツのお店(88cafe)もあります。

確かに、青汁とか売っている訳ですから、キャベツの粉末加工もアリでしょう。

健康食品堂サツマ薬局アマゾン(熊本のリファレンス)、東北牧場ロブソン(フランスの野菜を使用)などなど。

3.パウダー製造方法

これだけ野菜パウダーが作られているとなると、たぶん製造方法も普及し、設備もそれほど難しくなく手に入るのだろうと思います。

先の石川ファームでは、「オリジナルの低温除湿乾燥法」を使うとあります。

低温除湿乾燥法というのは、普通乾燥するというと熱風を使うのだけれど、それだと材料が痛むので、低温で除湿する方法のことらしい。

岐阜県の八尋産業(大矢正昭社長)では、栄養価を減らさない「減圧平衡発熱乾燥法」で粉末野菜を作っているとのこと。この会社は、設備も販売しているが、粉末に加工も委託でやっているらしい。減圧平行発熱乾燥法を他と比べた栄養価や価格等の比較表が掲載されていました。

Bunnsekikekka

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この社長は、「もったいない」と、規格外の野菜を冷凍したり粉末にして、学校給食などに使うことをやっているようだ。

仮にこの乾燥機械を購入すると、本体価格500~600万円、ランニングコスト100~200円/kgとのこと。おそらく、これに、切断(スライサー)、洗浄、粉末(ウイングミル)などの機械が必要になるだろう。

たとえば、三庄インダストリーでは、こうした野菜粉末関係の機械を販売しているようだが、価格は掲載されてりない。

スライサーで検索すると、家庭用・業務用などよく分からないが、たとえば、キャベツを半分に切って入れるものだと、約18万円。ウイングミルは、いろいろ出ているようだが価格は分からない。

4.担い手・誰がやるのか

誰が設備投資をしてまで、キャベツ粉末をすると良いのだろうか。

一番可能性があるのは、地元の農協だろう。ところが、検索してみると、なにやら凄いことが分かった。JA東京みらいというのは、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市(旧保谷市管内)で、田無駅南口に農協の店や北口にある田無郵便局の側の店は、立川に本店があるJA東京あぐりであるとのこと!行政は合併したが、農協は、別々のままなのだ!

これでは、どちらかがやってくれて、西東京以外の野菜も、たとえば、規格外を粉末にするなどするということでメリットを感じてやってくれるかどうかだろう。

西東京市の農家でやる気のある農家が出資しあって、会社を起こすというのもアリだろう。

他県では、現在、国が農業の六次産業化を進めており、この事業に申請してやり始めたところもあるようだ。福岡県朝倉市では、株式会社秋の月がこの制度で事業化したようだ(H23年5月認定)。H24年度の事業では、プランナーに20億円、設備などの事業費に20億円が予算化されている。田無ソメ研がプランナーになったら(?)費用が出るのかもしれない。

新たに野菜パウダーを扱う企業が現れ、西東京市の野菜で、西東京ブランド食品を作るほかに、他地域の農家からもパウダーを請け負うとか、青汁などの食品メーカーの受託をするということも考えられるだろう。

5.利用者のイメージ

こうやって出来たキャベツ(野菜)の粉末を誰に使ってもらうのか。

一つのイメージは、最初にこのアイデアを下さった、岡田食品で「キャベツこんにゃく」を作ってもらう。

このほか、ケーキやかりんとうなど、西東京市の有名企業にキャベツ・ケーキやキャベツ・かりんとうを作っていただく。キャベツ蕎麦とか、きゃべつ饅頭とか、きゃべつだんご、キャベツハンバーグ、きゃべつパンなどなど、いろいろな可能性あるのではないか。

「キャベジン」があるくらいなので、医食同源で、中華料理店に使ってもらうなど。

あるいは、他地域や海外にも輸出(粉末のままか、あるいは加工した商品か)することも当然考えられる。上記のように、青汁メーカーなどに販売するとか、他地域の農家からも受託することも考えられる。

☆☆☆☆☆

有名なきゃべつ饅頭を買いに田無駅に降り立つ人が増える、あるいは、キャベツスイーツのカフェにおしゃれなお客が集まる。さらに、このカフェが全国に支店を展開する・・なんてことになるかもしれない。

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以上、「たとえば」を具体化するには、上記のような問題をクリアする力が必要であるということを、少し具体的に整理してみました。

「エコノミック・ガーデニング」は、こんなことをするのでしょうか。それとも、農水省の補助金を貰って、具体化するコンサルまでやるのでしょうか。

ご参考まで!

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