あったらいいな

2012年7月23日 (月)

イノベーションって難しいことではない

7月22日に、地域イノベーター養成講座の第二期が終了し、同時に第一期の同窓会を開催しました。7221


1.イノベーションって別に難しいものではない

地域イノベーター養成講座を2回やってみて、私自身が感じたこと。

それは、「イノベーション」なんて言うと、難しそうで、エジソンとか、ジョブズとか、なんだか偉い人がやり遂げるものだと思っていたけど、そうじゃないということ。

ごく普通の人が「あったらいいのに」「こうだったらもっといいのに」と思うことは、現在、誰も提供してくれていないことなので、それを実現すれば、立派な「イノベーション」になる。

2.今は、世の中が行き詰っているから、種がいっぱいある

物質文明というか、大量生産・大量消費の時代が行き詰っていて、世界中に歪が生じている。それをいわゆる偉い人(これまでの体制のなかで権力を持っている政治家だったり、学者だったり)も、解決するだけの智恵がない。

ここは、普通の人が原点に帰って、「なんかヘン」「どうしてこうならないの」と素朴に感じる疑問がおそらくもっとも正しい。

その一つひとつの疑問は、小さなことかもしれないけれど、それが意外に解決の糸口になる可能性を秘めている。

「あったらいいな」を実現するには、これまでの方法や仕組みでは無理なので、そこにちょっとだけ智恵がいる。

たとえば、視点を変えて、利用できる資源を見つけ出し、新たに組み直すだけで実現できる場合もある。

3.実現できるかどうかは、想いの強さによる

イノベーションを実現できるかどうかは、その想いを本当に実現したいと思うかどうかによる。

スティーブ・ジョブズは、おそらく、子供がおもちゃを欲しがるように、iPADが可能にした暮らしを強く求めていたのだろうと思う。「どうして聞きたくない曲が入っているCDを買わなくちゃいけないの」「欲しい曲だけ買うことはできないの」・・・・と。

第一期・第二期の受講生の「あったらいいな」に対する想いが本当に強いものかどうかは、まだ分からない。途中で挫折して、「もう、や~めた」となるかもしれない。

誰かに強制されるものではないので、本当のところ、いつ止めたって構わないのだ。

でも、養成講座の門を叩いたということは、彼ら・彼女らにとって、「あったらいいな」を実現することは、おそらく、自分の生き様のようなことに結びついており、そう簡単には、降りられないのではないかと思う。

仕事をしながらだったり、生活基盤を固めながらのことであったり、周りに支援者を見つけるのに時間がかかることだったりと、すぐには実現しないかもしれない。また、最初から100%望み通りにはならないかもしれない。

でも、きっと何らかの形で実現に向かって半歩ずつでも、進んでいってくれるに違いないと思う。

4.実現のプロセスが楽しいともっと良い

「あったらいいな」を形にしていくにあたっては、プロセスも楽しい方がやり遂げられる可能性が高い。

養成講座の事例では、「元気なシニアがお出かけしたくなるサイト」を作るというプロジェクトにあたって、いろいろと面白い意見が出た。

その一つは、お奨めイベントを投稿した人の顔・個性が見えるようにした方が良いのではないかということ。そして、△△さんのお奨めイベントに行ったら、とっても楽しかったなどの反応があれば、その投稿した人は、またまたやる気になるという意見だ。

また、このプロジェクトを言いだした人は、多摩には2兆円ものお金を持つシニアがおり、この人たちがお金を使ってくれることが経済の活性化につながると思っている。・・・それなら、タイトルからして「多摩に眠る2兆円をもっと使おう」みたいな直接的なものにした方が良いのではないかという意見が出た。

「高幡不動のつつじが見ごろです」という情報だけでなく、その帰りに、〇〇店のランチが美味いので是非・・などとつなげたら、もっとお出かけしてお金を使うんじゃないかという訳だ。

お出かけで使ったお金がたとえば3000円だったら、ポイント3点とかして、ポイントが100点になった人は表彰されるとか、ブログに今週の上位20人などに載るなどゲーム性を高めると、参加する人も張りが出るかもしれない。

こんなふうに、同じやるなら、楽しめるやり方を考えつくと良い。

5.Facebook格差と足元へのリーチ

昔、パソコン通信黎明期の頃、役所の研究会にこれを導入してみた。すると、パソコン通信をやれる委員とそうでない委員との間に大きな情報格差が生まれてしまった。

パソコン通信ができる委員同士や事務局は、月1回の研究会の間も情報交換が出来るので、考え方も進むし、一体感も生まれるのだが、そうではない委員は、取り残されてしまうのだ。

今回もFacebookの非公開グループで、講座と講座の間も議論をしたり、貴重な情報を誰かが提供して密度の濃い情報交換をした。このため、受講生同士の仲間意識も高まった。

しかし、携帯メールだけの人は、どうしても、大量の情報をやりとりできないので、議論の流れに乗ってもらいにくかった。

一方、集客も、Facebook頼りになってしまい、Facebookつながりで、遠方からの受講生も来てくれたのだが、逆にFacebookをやっていない地元の人にほとんどリーチできなかった。ここをどうクリアしていくかは、養成講座主催者としての今後の課題である。

2012年7月20日 (金)

第一期生の「あったらいいな」の具現化

1.積み残しのプロジェクト

第二期には、第一期生のうち、もう少し案を練らないと動き出せないプロジェクトがいくつかありました。一つは、AOさんのプロジェクトとSさんのプロジェクトです。もう一つが、NOさんのプロジェクトでした。

2.元気がシニアがお出かけしたくなるサイト

(1)「あったらいいな」を自分で作るはめに

AOさんは、定年退職し、地域デビュー1年目。会社人間だったAOさんは、当初、戸惑いながらも、地域のさまざまな会合に顔を出すなどしてきました。

この養成講座にも、当初はオブザーバー的に参加されていたのですが、皆の「あったらいいな」に刺激され、ご自分でも「元気なシニアがお出かけしたくなるサイト」があったらいいのにと言いだされました。

新聞などで後から知って、こんな催しがあったんだったら行きたかったのにと思うことがある。鉄道会社やいろいろな主催者が情報を発信しているけれど、あちこち探すのは大変。元気なシニアは出かけたいと思っているし、お金も暇もある。こういう人たちがもっと外に出てお金を落としたら日本経済にもプラスのはず。

そういう一覧サイトがないなら、では、自分でつくってみたらどうかと皆に言われました。チャレンジ精神のあるAOさんは、「では」、とその気になったものの、ブログまではやれるけれど・・・自分でサイトを作れるものだろうか、どうやって情報を集めたら良いのだろうと当惑してしまいました。

(2)地域情報サイトをつくりたい

Sさんは、IT企業に勤めていて、社内の事業プラン・コンペに何か案を出したいとこの講座に参加しました。皆の話を聞いているうちに、地域密着型の情報サイトを作ると良いのではないかと思い始めました。

本当は、全国展開したいけれど、地域密着型サイトをどう作ったらよいか分からないので、では、西東京市を事例にプロトタイプを作ってみようかということになりました。

そこで、では、AOさんのを手伝ってみてはどうかということで、この二人をペアにしてしまいました。

そうした中で、三鷹市在住でIT企業に勤めながら地域活動もされているKさんも、地域情報を一覧できるサイトを作りたいと思っているとの情報を得られました。

そこで、AOさんのプロジェクトを、Sさん、Kさんが支援する形でともかく、西東京市の、それもイベント情報に絞って、HPを立ち上げることができました。

それがβ版「でかけよう」です。

(3)AOさんのキャラクターをもっと出しては?

講座でこのβ版を議論するなかで、情報をくまなく探して入力する作業が大変なので、顔見知りになった人で「情報の要」になっている人にもIDを与えて、その人にも入力してもらうよう情報提供者のネットワークを構築するのが良いのでは、といった話が出てきました。

また、今は、西東京市のイベント情報の一覧を作成しましたが、情報一覧という無機質なものではなく、もっとAOさんの個性を打ち出した方が良いのではないかといった意見も出てきました。

AOさんのキャラクターをもっと打ち出したり、西東京市だけでなく、広く多摩地域にも広げて、本当にお出かけしたくなるサイトにまで成長させられるかは、これからの課題です。どのように成長していくか、とても愉しみです。411_2
                            発表者はスマイルチョコを貰えました(*^_^*)

2.「笑顔診断書(仮称)」により健康な人を増やす

(1)久し振りにあった知人に顔が変わったどこか具合が悪いのではと言われた

NOさんは、久し振りにあった知人に「顔が変わったようだ、どこか具合が悪いのではないか」と言われたという。聞き流していたら、数ヶ月後に大病を患った。

自分も奥さんも毎日顔を見ていると気づかないが、久し振りに見ると、違いが分かる経験は良くある。1

そこで、理美容の人に、顔の変化を指摘してもらう事業を考えついた。理美容の人がこれで付加価値サービスを提供できれば、商店街も活性化するだろうし、ひどい病気になる前に早めに医者に掛れば、医療費も削減されて、三方に良いのではないか。

(2)医者でない人が「診断」できるのか

NOさんの事業案は、大きく2つ我々では、判断ができないことがある。一つは、顔のむくみや顔色などでなんかヘンくらいは分かるものの、医者でもない人がどこまで判断できるのか、判断なんてしてよいのだろうか。もう一つは、理美容業が、これを付加価値サービスとして受け入れてくれるだろうか。

後者については、受講生の仲間が自分の馴染みの理美容業者になんとなく打診してみたところ、やってみたいという前向きな意見と逆の意見と、ざっと半々くらいの反応だった。

一方、前者の問題が難しい。ネット情報や本で、「病が顔に現れる」ことは確かなようだが、それでも、何の病気かを判断するのはとても難しそうだし、医療行為をする訳にはいかない。

(3)医者や薬に依存しないで健康になろう

ここで行き詰っていた折に、ソメ研メンバーの一人が、東洋医学や人間をトータルに診療することを心がけているお医者さんが居ることを教えてくれ、さらにその先生を紹介してくれることになった。

今日お目にかかった先生は、身体の異常は、食事などの日々の暮らし方の智慧で直せることが多いというお考えだ。そういう暮らし方を正しく伝えることで、健康にもなれるし、医療費を削減することにもつながる・・・伝えることが自分の使命だと思っているとのこと。

NOさんのプロジェクト:ひどくなってから医者に掛るのではなく、顔などのシグナルから、自分の健康を考えるようになることは、とても重要なことであると評価してくれた。

これから、先生の論文等を拝見して、顔などのシグナルと病気の関係をある程度整理し、それを「あなたは病気ヨ」と暗く示すのではなく、だったら「こうしてみようか」と暮らし方を変えて健康になれるような前向きの対応に結びつく仕掛けを考えていくことになった。

道は遠いけれども、少~し灯りが見えてきた段階だ。

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このように、積み残しのプロジェクトも、いろいろな専門家のお知恵を拝借しつつ、一歩づつ、半歩づつ進み始めた。

なんとも、嬉しく、心強いイノベーター達だ!

2012年7月19日 (木)

養成講座第二期 新規受講生と第一期生プランの実現化

1.第二期は二本立て

5月はお休みして、第二期を6月7月に開催した。

第一期の卒業生には、前記事のように、自分なりに動ける段階になった人と、もう少し事業の中身を詰めないことには、動けない人とが出てきた。

そこで、前者については、必要に応じて支援することとし、後者については、第二期の事例として中身を詰めることにした。これに加えて、新たな受講生も募集。初日には、6名くらいが集まったが、結果として、最後まで残り、自分なりの「あったらいいな」を発表してくれたのは3名に留まってしまった。

本当は、第一期の事業化と新規受講生への講座は別にしたいところだが、主宰者やオブザーバーもそう時間を作れないため、一緒にしたため、両方にとって中途半端になってしまったかもしれない。

第一期は、試行錯誤的に、自在に皆が発言し、講座内容がどんどん進化していったのに比べると、第二期には、第一期の事業化に力を入れたため、自由度というか創発的な部分が少なく、新規受講生にとって、ダイナミックな対話の面白さを感じさせることが弱かったかもしれない。

2.3人のゲスト講師を招へい

今回は、私は講義するという授業らしいことはせず、講座の最初は、第一期生の事業プランを具体的にどのように進めていくかについてのディスカッションが続いた。

講師のご都合もあり、第一日目に、WEB制作をされているウィズダム・デザインの白鳥友康さんに来て頂いた。

これは、いわゆる講義で、第一期の受講生の事業化にあたり、HPを作るのがよいのか、ブログでよいのか、Facebookが良いのか、それには、どのくらいお金がかかるものか等々、非常に普段聞きづらいことを教えて頂いた。

このほか、第一期と同様、①なぜ、この事業を始めたのか、②始めてみてどうだったのか、③現在どのような課題を抱えているかをお話頂き、その後、課題について、受講生が議論するという方式も2回実施した。

一人は、ハタモク(働く目的)の與良昌弘さん、もう一方は、海外にインターンシップ派遣をしているフロムジャパンの景谷峰雄さん。2

3.第二期生の「あったらいいな」

(1)瑞穂町の魅力発見と未来を考える

瑞穂町から来てくれたDOさんは、奥様の実家のあるこの町に住むことになったが、東京都にもかかわらず、緑も多くとても良いところで大変気に入っているという。

昔は、交通の要衝で宿場町として栄えたようだが、現在は、五日市線の駅があるだけで、本数も少ないため、ちょっと不便であり、だからこそ、自然が残っているらしい。

でも、存在感がないし、若者が交通の良い地域に出て行ってしまうという課題がある。

彼は、この町の良さをアピールし、この町の未来を語れる仲間を増やしたいと考えている。まずは、現在の魅力を発見したり、朝市等をやることで住民や周辺の人たちに魅力を訴えていきたいと動き初めている。サークルMという自主的に動き出した仲間とも一緒に活動を始めているらしい。

彼のプレゼンは、もう立派に出来上がっており、講座では、単に、こうもやってみたらとか追加的な意見しか加えられなかった。彼が瑞穂町でやりたいことは、まさに、私たちも西東京市でやりたいことであり、それを一人で奮闘し始めたところがエライ。711

この講座を受講してくれたのは、そういった同志としての匂いを感じてくれたからだろう。何か西東京市とも連携したら楽しいことが起きるかもしれない。

(2)ココカラたいそう

途中参加の小平市に住むSさんは、もともと演劇をやっていて、そこで、心と身体をリラックスさせることが健康に良いことや、そこから人に声を届けられる発声法などを身に着けた。

これまでは、演劇をやるために、アルバイトをしながら、続けてきたのだが、ここらで、人生を転換させ、身に着けた健康法や発声法を普及する仕事をメインの仕事にしたいと思うようになった。

それには、自分の持つ技の意味を人に知らしめなければならないし、自営業としてやっていくには、自分を売り込まなければならない。715

彼は、演劇をやっていただけあって、人の演出はとっても上手いのだが、恥ずかしがり屋なようで自分を演出し、売り込むのは、苦手なようだ。

そこで、作成したHPの見た目や、説明の仕方が人に伝わるかどうかを我々に議論して欲しいということだった。彼のリラックス体操は、ちゃんとしているのだが、余りにも基本的なことなので、逆にうまく伝わりにくい。これをどう売り込んでいくかは、難しく、彼自身を売り込むしかないのかもしれない。

(3)安く高齢者が住める集合住宅

内装業をやってきたNAさんは、母の介護をしながら、毎週参加してくれた。

現在、有料老人ホームなどが提供されているが、年金が20万円以上ないと入居できない。法制度に合わせると、安全に等のしばりがあるために、どうしても高価格にならざるをえない。

これから、単身の高齢者が増えていくなかで、これ以下の年金で暮らしている人が安心して老後の生活を送れるようにするためには、もっと安価な集合住宅が必要であると考えている。713

もちろん一戸建てに高齢者が住み、地域が見守るというやり方もあるだろうが、それでは、介護する側が参ってしまう。そのためには、共同で住んでもらう必要があるのではないかという。

一方で、現在、西東京市だけでも空き家が8000軒もあるという。

いちから建設していたのでは、採算に乗らない。良心的な大家が居て、既存資源の上手い組み合わせができれば、可能とのこと。

彼は、既に、非常に具体的なプランを持っており、それを実行する力もある。養成講座では、我々の意見を聴いたり、ネットワークを広げたり、お尻を叩いてもらうことを期待しているようだ。

*************

このように、第二期の新規受講生は、自身のなかに、かなり明確なプランを持ち、それを実行624に移す気構えも持っている人たちだった。

おそらく、養成講座に集まる人たちは、皆イノベーターとしての匂いを持っており、互いに刺激し合い、くじけそうになるのを支えてもらうという仲間、場として意義があるのだろう。

 

 

 

 

第一期生の「あったらいいな」

1.故郷久留里に若者を

20代女性のDさんは、都内の区役所に勤めている。彼女は、大学4年生の折に、私の大学院の授業を聴講していたご縁で、養成講座の情報をネットで得て、遠くから通ってくれた。

勤務先の地域の活性化が目的かと思ったら、そうではなく、故郷(千葉県君津市)久留里の活性化を目指していた。

故郷が大好きなのだけれど、若者に適した就職先がないため、親も東京に行けという。でも、なんとか久留里に若者が働ける場所を増やしたり、人を呼び込んだりして、若い人が久留里に増えることを目指している。

講座終了後、早速「久留里のファンサイト」を作り、地元で久留里の活性化を目指してつくられたNPOとも連携を取ったり、先日は、お祭りに女性神輿を担いだりと動き始めた。

他の受講生も久留里が良いところのようなので、この夏応援ツアーを企画している。

仕事をしながらの故郷支援なので、何をすぐにどうこうではないが、想いを実現するためにいち早く一歩踏み出した。414

2.自分らしい死に方(この世とのお別れの仕方)

Aさんは、田無ソメ研のメンバーでもあり、既に、一期倶楽部というNPO葬を進めており、さらに、自分らしいこの世とのお別れの仕方についていろいろとアイデアを温めている。

これについては、かなりプランが煮詰まってきているようだが、企業秘密なので、ここまで。

3.ポスティング3.0を生み出す

伊勢原をベースにポスティングの事業をやっているASさん(感動・創庫)は、ネットが普及するなか、紙媒体だけで乗り切れるのだろうかとの課題を抱えて、平塚から毎週通ってきてくれた。

いろいろな受講生との議論を経て、彼は、ポスティングという人間が配布する紙媒体の可能性を再認識することになった。

与えられたチラシをただ配布するのがver1.0なら、顧客の求める反響(利益と結びつくこと)を得られるチラシを制作して配布するのがver2.0、現在がこの段階であるという。彼は、さらに、チラシを地域のソーシャルメディアに進化させることをイメージしており、これをポスティングのver3.0と呼んでいる。

顧客を企業だけでなく、NPOや行政などに広げたり、企業であっても、単に収益アップを目指すだけでなく、CSR的な企業のイメージアップなどにも広げようと考えているらしい。また、ポスティングする人も地域に住んでいる信頼できる人たちなので、チラシをただ配布するだけでなく、双方向的なコミュニケーション手段にしていきたいと考えているようだ。

さらに、田無ソメ研のように、老若男女が地域をよりよくしていこうと話し合えるプラットフォームを地元にも作りたいと伊勢原ソーシャルネットワーク研究会を早速立ち上げた。417

4.地域の防災を考えるSIG

養成講座に当初オブザーバー的に参加してくれていたNさんが、地域の防災の在り方について考えるSIG(スペシャル・インタレスト・グループ)を提唱し、これに共感する人たちが別途、研究会を始めた。

防災は、3.11の記憶も新しく、特に、お子さんのいる受講生にとっては、関心の高いテーマのようだ。防災ゲームなど子供たちに教育するツールについても検討したい意向のようだ。

5.病気でも自分らしく生きる仕組み

町田市から通ってくれたIさんは、ご自身も若い頃から「難病」に苦しんできた。

「難病」は、「障害者」のような制度的な支援がなく、経済的にも精神的にも厳しい状況に置かれている。「難病」と表明すると、就職や結婚に差しさわると思い、隠している人も多く、一人で悩みを抱えがちという。

彼は、これまで福祉分野で働き、人の悩みを聞いてあげたり、解決してあげたりしてきた。この経験を活かして「病気でも自分らしく生きられる仕組み」、「病気をプラスに考えられる仕掛け」をつくりたいと願っている。

彼自身、体調に波があり、毎日朝から晩までという普通の勤務が厳しくなったため、この春から、体調に合わせて仕事ができるようサラリーマンから自営業へと舵を切ったばかりだ。

このため、あれもやりたい、これもやりたいと思いつつも、自分の生活基盤も立て直し中なので、なかなか前に進めずにいる。

家族の支えもあり、養成講座としても支援したいと願っている。焦らず、息長く見守りたいプロジェクトだ。

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このほかにも、行政と市民と大学など、地域のステークホールダーが協働でまちづくりをするプラットフォームを構築したいと、まずは、子育て分野に焦点を当てて動きはじめた人、インターネットを使ったラジオやテレビで地域の人材を紹介・ネットワーク化したいという人など、それぞれの「あったらいいな」に向かって、皆、少しづつ踏み出し始めた。

第二期が終了する7月22日(日)には、第一期生の同窓会も兼ねているので、彼らの最近までの経過報告が楽しみだ。

 

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