前記事の続きです。①教育・文化・スポーツのうち、生涯学習として括られている文化・スポーツについてです。ここでは、公民館、図書館、文化・スポーツに区切られています。
1.公民館
公民館については、概ね良いというご意見がある一方、職員のレベルアップ、必要な場所に偏在なく配置して、継続的に存続して欲しい、ネットでの広報など若い世代に利用しやすくしてほしいなどの要望もありました。
別の会合でもご意見を言われていた方がおられましたが、合併により、「柳沢公民館が中央館となったことについて、個別の公民館の独自性と民主的な運営ができる方式に戻して欲しい」というご意見があることを記しておきます。
公民館は、「社会教育の拠点」「地域社会の生涯学習の拠点」なので、上記のようなご意見があるのだと思います。
北海道などでは、「公民館活動」が地域の生活向上運動の要になっているところも多く、有名な鹿児島県「やねだん」の豊重さんも公民館長です。
「公民館」は、「社会教育法」にもとづいて設置されていますが、一方で、似たようなものに「地区会館」もあります。
「地区会館」は、各コミュニティが運営しています。もともとは、一定エリアの住宅ごとに、自治会が所有しており、冠婚葬祭にも使っていたのだと思いますが、持ちきれなくなって市に移譲?したのではないかと想像します(私の地区の会館の例)。おそらく、いろいろな経緯で出来ているのだと思います。
東伏見のコミセンは、道路拡張工事に伴う建替えで、その折に、利用する子供たちを企画会議に参加させ、子どもたちが利用しやすい工夫がなされていました。
傍からみると、公民館も地区会館も、申し込み方が違うだけで、どちらも、単に、いろいろな市民活動の部屋確保に使われているだけに見えます。
でも、先日柳沢公民館では、ロビーで定期的にコンサートをしているなどを知りました。公民館ごとに独自性を出す努力をされているのかもしれません。
こうした公民館や地区会館を地域住民のためにどう盛り立てていくかは、中央館方式云々というより、それぞれの住民の力がかかってくるのではないかと思います。
2.図書館
図書館については、正規の司書を置くことや、建物が古いことなどが指摘されています。
私のコーラスのお仲間のなかには、図書館で読み聞かせや大人のための朗読会などをやっている方もおられ、へえ、そういうこともやられているんだと改めて思いました。
子どものための文庫をプライベートにやられている方のところで、演劇をやっておられる方が少し薄暗いなかで朗読し、そのあと、大人も子どもも混ざって、感じたことを述べ合う集まりをされておられるとのことで、参加した方が、とても素晴らしかったと言われていました。心を豊かにする体験をこのまちで子どもの頃に経験できるというのは、素晴らしいと思います。
一方、他地区では、ビジネス支援図書館への流れもあります。地元の産業を活性化させるための支援や創業を支援するサービスの一貫です。⑤産業振興グループのなかに、そのような視点は出なかったようですね。
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